旧花田家番屋

留萌から海岸沿いを北上、旧花田家番屋に到着、旅程中夕方から日没にかけて太陽がのぞくことを繰り返した。梅雨から逃避しに来たが北海道の天気もスッキリしない。けれど光芒が見えたり、虹が見えたり。

国指定重要文化財 旧花田家番屋
道の駅館内展示より

当時雇い人が200人を超えた大鰊漁家。

温泉につかっていたとき、老人に話しかけられた。ニシン漁からメロン農家に転身した身の上話、秋田や石川の方から若い衆が集団でニシン漁の出稼ぎに来ていたことなどを教えてくれた。ニシンはあるときからぱったり来なくなった、と。

留萌の鰊番屋のひとつは、ニシンの大群がまた来ると固く信じ、漁具および関連施設の手入れを何十年も怠らず、そのまま完璧な姿で、二度と使われることなく、思いの外、文化財となったものがある。機械の動態保存や稼働を続ける土木遺産のようなもの。

留萌には、早くにニシンはもう来ない!と諦めたニシン番屋と、最近まで手入れを怠らなかった、2つが残っている。後者は、むしろ現代的に合理的に補修され続けていたがためにむしろ、もう一つの早くに諦めたニシン番屋に比べ、見た目がソレ(文化財)らしくないんです、と留萌の施設の方が少し笑いながら教えてくれた。

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