霧多布岬 浜中町 悪天候だが行ってみた

とにかく天気が悪い

旅程中、一番の悪天候。カメラは防水性のアイフォンだけを使用。視界も悪い。霧多布岬、文字通り霧が多い。

別名、湯沸岬

昭和26年建設。

霧多布岬は印象の強い所だった。雨脚が強くなり、風で傘もひっくり返るので閉じ、フードを被って滑らないように進む。駐車場からしばらく歩くと湯沸岬灯台があるがここは最終目的地ではない。そこから先の案内が少しわかりにくい。引き返す客もいた。その先の道は天霧のせいで草むらの闇に消えていくように見え、薄気味悪い。地図が頭に入っている人でも、雨風が強いから進むのを諦めるかもしれない。 霧で向こうがよく見えない状態で進むのは確かに向こう見ずだ。しかも断崖の尾根を進むのだ。多少怖気づく。だが、ここまで来て後戻りする気はなかった。人の歩いた足跡に従い行けることまで行くこととする。

尾根道に細長く設けられたしっかりした歩道がある。階段を上がり下りし、やがて、左右に幅広かった草が徐々に狭くなり鋭い尾根になる。ふと眼下に凄まじい断崖が現れ、覗き込むと磯に大波が打ちつけている。先端に行くと松浦武四郎の句碑があった。

天気が悪いほうが見応えがあるかもしれない

かねてより あらきしほ路ときいたふの 島根にたかく よする志らなみ

きいたふ=キイタップ=キリタップ。聞いたと霧多布がかけてある。
島根に地鳴りのように波がぶつかり砕け、大きく高く飛沫を舞い上げ、海水は撹拌され海面は広範囲に白く泡立っている。松浦武四郎さんの句に深く共感した。風雨を押して岬に来て白波を見たことは結果的には悪くなかった。松浦さんも天気の悪い日に、顔を拭いながらおいでたはず。あるいは一年中白波状態なのだろうか。

不安になるほどの景色を楽しむことができた。寄せては返す波打ち際のような抑揚のある音ではなく、波がそこかしこで連続的に岩にぶつかり砕け散り、その轟音が途切れることがなかった。霧多布岬までの長く感じた往復で一人とだけすれ違った。

冷えた体を付近の温泉で温める

ゆうゆというキリタップの温泉施設を利用した。雨はさらにひどくなった。ゆうゆ500円の入浴券はあってなきがごとし、老人は無料の日だが若い人にも入館チェックしていない。入り口で、職員とじゃんけんして、二回連続で買ったら食事券500円という企画をやっていた。まけた。猫昆布というものを買った。 https://kiritappu-yuyu.com/

旅館くりもと、130年の歴史

宿を決めていなかったので、その温泉施設から携帯電話をかけて旅館くりもとに宿をとった。地元の魚介料理を出す旅館で、到着すると廊下には魚を焼くいい匂いがしていた。宿を決めたのが夕方で夕食はつけられないという条件で泊めていただいた、残念。とても気持ちのいい旅館で素泊まり8000円台(お値打ち)。老舗旅館だが施設は清潔で新しい。

宿泊精算時、帳場にいた物腰の穏やかな番頭さんに、この宿が気に入ったので「きれいで気持ちのいい旅館ですね、新しく見えますがいつ頃から旅館をされているんですか?」と伺ったら、こともなげに「130年になりますね」とサラリ。あっと驚いてもう少し聞いたら「地震津波のたびにその都度修繕しているから新しく見えるんですよ。」と。一度や二度じゃないようだった。ちょっとこの街に興味が湧いて、調べたら番頭さんはいくつもの会社を経営する栗本さんで、浜中町商工会長・北海道町村教育委員会連合会会長でえらいかたでした。

旅館くりもと | 新鮮な旬の海の幸をまるごと味わえる老舗旅館/明治19年創業
明治19年創業。館内は和骨董を配置し、木をふんだんに用いた造りで、心安らぐ空間をご提供。カキ、ウニ等地元でとれたての海の幸をたっぷり楽しめ、エゾヒノキ作りのお風呂も人気です。

http://www.hisc.co.jp/mcontents/news/mcdetail.php?k_id=2&g_id=13&kj_cd=17635

寿司「ひらの」

夕食は宿の近く、霧多布「寿司ひらの」さんで。

美味しいサーモンの刺し身を食べたことがなかっただけだった。本物を知らないだけだった。秋鮭の刺身がこれほど旨いものであるとは。そういえば知床半島クルーズの時に秋鮭を目当てに沢山の釣り船やゴムボートが荒波に揉まれながら釣り糸を垂れていた。河口で待ちかまえていたクマも釣り人もこの味をもとめていたのだ。

ここのお寿司はとても美味しいです。

寿司ひらの|北海道厚岸郡浜中町霧多布の寿司ひらの。定食・そばなど
新鮮な寿司を、お手頃なお値段で。北海道厚岸郡浜中町霧多布の寿司ひらの公式ホームページです。地元仲買さんより獲れたての新鮮なネタを仕入れ、提供しております。新鮮な食材で作る寿司の他にも、定食や北海道産の高級そば粉を使用したそばなど、自慢のメニューを揃えてお待ちしております。

コメント

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