セイコーマート

北海道の人に親しまれる凄いコンビニ”セイコーマート”に興味を持ち、今回行こうと思っていた。セブンやローソンやファミマと比べ何が惹きつけるのか。

個人的に気に入ったホットシェフ、とりわけ店で炊く温かいごはんで握った大きめのおむすびが美味い。具にひと手間かけてあって美味しい。具Aの美味しさを具Bに少し足した、みたいな複雑な組み合わせで、定型的な具ではない所が良い。吟味された黒魔術というか、いい意味で。飽きさせない、客の方を向いている。

午前中、知床の遊覧船でクマを夢中で探している間に船酔いし、酔いがさめたころ、空腹を感じて食べたのが、セイコーマートのおむすび。”サーモン”一つと”バター醤油チキン”味を二つ。この美味しさは忘れられない。下校の小学生がジロジロこっちをみるのを少し恥ずかしなと思いながら、ほっぺたをシマリスのように膨らませて立ち食いした。

客の本当に欲しいものは安くおいしく暖かい状態でわかり易い場所においてある。陳列がいい。客がショーケースから手に取るかたち。比べて、他のコンビニは店員がショーケースから取り出し客が触ることができない。

食事が始まるのは、客が手または取り箸で食べ物に触った時点からだ。色形重さを認識するところからが食事。触る前に店員が袋詰したものに愛着がわくだろうか。魚を釣り上げたときに「さしみにしたらうまいど」と思うのと似ていて、そこから夕食のイメージは始まっている。

その後もゆく先々で”バター醤油チキン”と”サーモン”を食べた。

最終日、オンネトー湯の滝から釧路空港へ向かう最後の道で、人に聞いてすすめられたセイコーマートの「カツ丼」を食べた。一気に食べて荷物を整理し10分後に釧路丹頂空港についた。

ゆっくり味わう暇がなかったが、カツ丼について敢えて厳しく述べると、ダシは美味しいのだけれど、揚げたカツに砂糖醤油が絡まる時のメイラード反応の鼻をくすぐるニオイがない。味醂砂糖醤油のダシが熱いコロモに接してシュワッとなる時に発するあの芳香が楽しみでカツ丼を食べる人には向かないだろう。作り置きでそこまで求めるのは酷だろうか。専門のカツ丼店でさえ作りおきでやるところはその香りがしない。ただし、コンビニのクオリティからすればまず申し分がない。

コメント

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