常呂遺跡 漆(天然樹脂)vs合成樹脂

はじめ人間ギャートルズのBGM

<BGMをどうぞ>https://www.nicovideo.jp/watch/sm1042002

はじめ人間ギャートルズのオープニングとエンディング、旧石器で、ちょっと違いますか。

北海道の縄文人の副葬品に、糸魚川のヒスイが出てきた。

縄文時代晩期に副葬品埋葬が増えました。じいちゃんが死んだ時にお棺にタバコを入れたりするがあれも考古学的にカッコよく言えば副葬品。優しい気持ちでやったんじゃないかね。

ヒスイの勾玉も出土し、それは新潟の糸魚川のヒスイであることから、広い交流範囲がわかります。東北を中心とする大洞式土器も出土する(上の地図のオレンジの点線の範囲で出土する土器)。

副葬品に赤い漆塗がでてきた。漆塗りって古いんだな!

縄文時代に既に漆塗りがあったこともびっくり、漆塗りは腐食に耐えるんだなあ~!。伝統工芸の伝統が縄文まで遡るとは半端ないです。

漆塗りとプラスチックとは樹脂で本質的におなじ。天然樹脂が漆ぬり、合成樹脂がプラスチック

そもそも漆は工業化学的に言えば樹脂です。樹脂が固まったらほぼプラスチック。漆は天然樹脂の一つです。これに対し合成樹脂は石油から作られますが、本質的には同じ。つまりどちらもモノマーが重合してポリマーを作り絡み合って固まるとガラス状に転移します。プラスチックは合成樹脂モノマーがポリマーになって固まったもののことです。漆塗りの味噌汁椀をトントンと叩くとなんとなくプラスチックっぽいと感じるのは同じ樹脂ポリマー同士だから。素材として石油由来の樹脂をつかったら「プラスチック」で、天然由来樹脂の漆を使ったら「漆器」ですが、どちらも樹脂製品。

接着剤も合成樹脂

合成樹脂は固まると固くなるので接着剤にもなります。中で起きていることはモノマーが重合してポリマーになるという化学反応。接着剤の固まったカチカチも樹脂っちゃ樹脂です。割れた陶器を金を溶いた漆でつなぎ合わせる工芸があります。金継ぎといいます。

モノマーが重合してポリマーをつくる

<ポリマー/モノマーの補足>ポリ袋のポリはポリマーのポリ

ポリエチレンはエチレンというモノマー(単量体)が重合したポリマー(重合体)
ポリスチレンはスチレンというモノマーが重合したポリマー
ポリプロピレンはプロピレンというモノマーが重合したポリマー
ポリ塩化ビニルは塩化ビニルモノマーが重合したポリマー

英語で樹脂はresinで、松由来のresinをrosin

ちなみに英語で樹脂はresinで、松由来のresinをrosin、つまり松やに(野球の滑り止めのロジンバッグには松ヤニが入っている)。天然ゴムも樹脂です。

渦巻のかっこいいヌサマイ式土器

渦巻デザインがめっちゃカッコイイ!はじめ人間ギャートルズの雲みたいだ。

幣舞式土器 「縄文時代晩期  常呂川河口遺跡  墓坑(295a号土坑)から出土した一括資料の土器。大小11個あり、人面を表現した文様の土器も含まれる。幣舞式に位置づけられ、底部が曲面をなし軽く突出する特徴が見られる。」難しいことはわかりませんが、この土器のデザインは見てて飽きないです。

https://bunka.nii.ac.jp/heritages/detail/276326

マカロニみたいな双口土器

双口土器(左下のマカロニみたいなの) 縄文時代の異形土器のひとつ。一つの胴に2つの口を持つ。縄文時代晩期から後期の遺跡に少数発見されるとのこと。

縄文模様のはやり、前期は押し紋、後期は縄文

縄文前期の流行は”円筒形”。押し形紋。

縄文中期も円筒形だが、”縄文”がブーム!

今気づいたのだけど、縄文ではなく、縄”紋”ですよね?

縄文時代の後期から気候が寒冷化し、食糧事情が悪化、人口が急減したと推測されている。この頃から土器のデザインが多様に。常呂遺跡では晩期は遺跡数は多いが、後期では常呂地域はほぼ無人になったと言われるほど遺跡がなくなる。謎が多いです。

コメント

タイトルとURLをコピーしました