高田屋嘉兵衛主人公、菜の花の沖、p228
船乗りは水という言葉を忌んでいる。仏事の場合、仏に供える水を閼伽というが、「水」を忌み、仏事の言葉を借用し、船底の溜り水のことをあかといい、ふつう淦という国字をあてる。
aquaが水、閼伽(アカ)がサンスクリット語、語源が同じかと思ったら別物だった。
つまり、閼伽はサンスクリット語のarghaでむしろ「価値」の意味。マレー語のharga と同じ語源(Berapakah harga ini? これいくら?マレー語会話)
aquaの語源はラテン語、ひいては古英語のea、さらに、” From Proto-West Germanic *ahu, from Proto-Germanic *ahwō, from Proto-Indo-European *h₂ekʷeh₂ (“water”)” ヘクウェ~→アクア
語源は、aqua≠閼伽 (argha) でした。

コメント