なんじゃい

南蛇井郵便局の消印が欲しくて立ち寄りました。控えめなんだけど、とても親切な群馬の人は好印象。切手に「南蛇井郵便局」消印を押してもらいながら、あつかましくも、いくつかの質問をしてみました。

「南蛇井の他に北ジャイや西ジャイはあるんでしょうか?」

「南蛇井の語源はご存知ですか?」

やっとたどり着いた興奮も手伝い、興味の赴くままやってしまい局員さんを困らせてしまう。局員さんゴメンナサイ。物識りそうな局長さんまで話が行ってしまい「もったいのうございます、そこまではいいですうぅ」とクネクネしながら実は嬉しい。

なんじゃい!・・って顔はおくびにも出されず。南蛇井の人はとてもフレンドリーなんじゃい、きっとたぶんそうだろう。

「諸説あるようですが・・・」

忙しいところすみません(汗)

「鏑川の温井という場所に、冬も温かい泉がありまして、蛇が集まっていた。そんな場所に由来して南蛇井という説があります。」

その他にも、南蛇井ナントカ左衛門という武士がいた説、あと、参勤交代の小話の落ちでナンジャイに由来する説などを教えていただきました。ありがとうございました。

南蛇井ナントカ左衛門で家に帰って調べると、ジョウゲンムシという妖怪話が出てきた。

「南蛇井源太左衛門という凶悪な野盗が、改心し僧になり“常元”となったのだが、過去の悪行を問われ柿の木に吊るし殺され死体はその柿の木の下に埋められた。夏になると柿の木の根元から気持ち悪い虫が湧くようになって人々を怖がらせた。その虫の形、人を後手に縛ったような形に見えるのだった。」

南蛇井という地名の由来についてアイヌ語語源説があるようです(ナサが川幅が広くなる意味、-aiの接尾辞が名詞化する機能をもつ、したがってナサイは川幅が広くなるところ)

ナサイが古墳時代~大和政権頃に「那射(ナサ)郷」、転訛して「ナンジャイ」。そこに「南蛇井」という漢字をあてたそうです。したがって北ジャイも東ジャイも西ジャイもないのは当然です。西東京市、みたいに東南蛇井、北南蛇井、西南蛇井、南南蛇井なら作れる、ないけど。

『和名抄』那射郷の比定地とされる南蛇井、由緒正しき地名なんじゃい。

奈良時代には、すでに南蛇井氏という豪族がいたらしい。そんじょそこらの、合併珍地名みたいなのとは格が違いますってこった。

東京都西東京市南町、つくばみらい市、南セントレア市、南アルプス市。さいたま市、読むだけで恥ずかしくなります。歴史ある地名をぶっ壊して、安手の軽々しい薄っぺらな地名を犬猫に名をつけるように決める神経がよくわかりません。DQNが子供につける暴走万葉仮名(キラキラネームとかいう)に通じる不快さがあります。

南蛇井郵便局の消印なんじゃよ。頭の大きい蛇キャラ入りスタンプも特別に押させてもらったんじゃい!最初白鳥かと思ったんじゃい。局員さん、有難うございましたなんじゃい!


群馬の風物を象った変形ハガキも売ってましたんじゃいい〜

コメント

  1. agehamodoki より:

    「なんじゃい」は大阪弁かと思いました(笑)
    でも話をお聞きすると奥が深いですね。
    古くから温かい人たちが住んでいる土地であることは分かりました。

  2. いつもコメントありがとうございます。
    郵便局で聞いた諸説のうち、参勤交代でやってきた関西の人が、
    (詳細は失念しましたが)なんじゃいと言ったはなしが出てきました。
    短期間の滞在でしたが、人と話すのが楽しいです。
    群馬で群馬の人と話すと、群馬が急に身近に感じられます。

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