日本SHL

この株との付き合いはリーマンショック後の暴落時に買い込んでからになる。当時バリュー株というものに興味をもち調べ、投資対象として選定し、暴落後に買い込んだ。その一つがこの、日本SHL。

SHL HPより引用

B to B の会社で、社員の採用、昇進に関わるテストをアウトソースする。Saville &Holdsworth がライセンスを有する適性テストの日本での販売を目的にできた会社で、Saville &Holdsworthからマイナビに株式が譲渡され、現在マイナビが筆頭株主。「SHL」とは、SHLグループの創始者であるPeter Saville 氏とRoger Holdsworth氏の頭文字から名付けられた。英国で最も成功した職業心理測定テストの出版社。そもそもは第二次大戦の軍の人員評価で始まった心理テストであるが、会社の人員の評価用。適性テストのライセンスは現行契約22年3月末まで。契約更新のたびに株価が不安定になるが拗れたことはない。多角経営しない点は好感が持てる一方で、一本足打法なのでその点がリスク。

有利子負債は知る限りずっと0、キャッシュフローは素晴らしい状態が恒常的。ROEも継続的に高い。 

【キャッシュフロー】 百万円
営業CF 1,020 ( 736)
投資CF -25 ( -32)
財務CF -380 ( -400)
現金等 3,731 (3,116)

【指標等】 <単19.9>
ROE 18.6% 予18.8%
ROA 15.2% 予16.8%

私なりのスクリーニングを現時点に対して行うと、、

①安定して高ROEで(○)、買うときには低PERであること(✕)、

②無借金経営(○)

③競合が少ないこと、一旦利用を始めた客が固定する可能性が高いこと(不明)

④ストック型ビジネスであること(○)

⑤あまり知られていないB to B企業であること(○) 

⑥本業に専念していること。副業に手をだしたりM&Aしたりで見かけ大きくなってるだけで利益率が下がっている企業ではないこと(○)

⑦株のニュースや新聞は読まない。証券会社の書く提灯記事がないこと(○)

ROE20年殆ど変わらない。いまだ、知る人ぞ知る会社で、誰もが知る会社にはまだなっていない。暴落すれば買い増しするかもしれない。個人的な選定条件には入れないが配当性向が比較的高い。人材採用という点では景気に左右されるが、昇進や退職までテストが用意してあるのは意外で、そういう意味では景気のどのフェイズでも利用できるツール自体はある。

検査ツールの詳細な内容まではしらないが、イギリスの心理学者がつくったものがたたき台になっている。時代によって仕事は変わるが、働く人の根源は変わらない。

それでも個人的には日本人の心理と英国人の心理とは大きく違うような気もする。

どこのものともわからない心理テストであっても、それによって審判される方が公正と感じる。身内に裁かれるよりもロボットに裁かれることを願うのだ。それはおみくじに通じる。無縁の神社でも観光ついでにくじを引くが、貧乏くじであっても、ご託宣自体が間違っていると思う人はいない。試験をうけて、試験自体が間違っていると思う”開明的”な受験者はまずいないものだ。それが我々日本人の良くも悪くも習い性かもしれない。

2020.9月期 2Q決算補足説明資料より http://www2.shl.ne.jp/ir/info/20200512.pdf

コメント

タイトルとURLをコピーしました