富山湾は天然の生簀

氷見の魚屋

富山湾は深い。深いから大型の魚も釣れる。漁港と漁場が近いから新鮮。深さで水温が違い、浅いところは対馬暖流が流れ温かい海を好む魚が、深いところには寒い海を好む魚がいる。窒素およびリンなど生物が育つために必要な無機塩類の豊富な日本海固有水の層が深いところにあり、日光の届くところはプランクトンも豊富。

寿司屋には見たことのない魚種が主力として堂々と”今日のオススメ”に並ぶ。どれもコリコリ新鮮で美味い。まず申し分ない。このために引っ越したい。

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富山県農林水産部水産漁港課HPより引用 https://www.toyama-sakana.jp/sp/sugusoko_gyojyou/
コショウダイ https://www.zukan-bouz.com/syu/%E3%82%B3%E3%82%B7%E3%83%A7%E3%82%A6%E3%83%80%E3%82%A4
カガミダイ https://www.zukan-bouz.com/syu/%E3%82%AB%E3%82%AC%E3%83%9F%E3%83%80%E3%82%A4
ハチメ 沖メバルのこと
バイ貝 

富山湾の底には北に伸びる海底の谷がある。

黄色い矢印が富山深海長谷
図1
http://www.sci.u-toyama.ac.jp/earth/staff_personal_old/dyna_at.html より引用

富山深海長谷と呼ばれる。北アルプスの河川から運ばれた乱泥流が海底の斜面を落ちつつ、谷を削っていきながらまるで川のような形と海底扇状地を作る。その谷の、陸から700km先の下流では70年ごとの堆積層(タービダイトという)を認め、黒部川の洪水のたびに運ばれる土砂の堆積に拠ってできた可能性が高い。http://www.histeq.jp/kaishi_18/35-Okamura.pdf 

http://www.histeq.jp/kaishi_18/35-Okamura.pdf より引用

富山湾には3000m級の北アルプスから有機物の豊富な河川が流れ込む。流れ込んだ後、この富山深海長谷(または富山深海海底谷)にそって-1000mまで落ちる。高低差4000m。谷にプランクトンが湧き、魚が集まってくるので漁場になり、「ふけ」と呼ばれる。ふけは貝やエビの漁場にもなる。

日光の届かない深度では生物が育たず相対的に無機栄養過剰となり、これを汲み上げて浅い沿岸の海の質を改善する試みもあるようだ。いわゆる産業資源的な意味での海洋深層水。流行りの”海洋深層水”の話ではない(流行り物はあまり詳しくない・・)。

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