邂逅 Encounter

私は鳥が好きでカラスを怖がらない。図書館へ歩いているときに、頭の上をかすめるようにカラスがやってきて塀にチョコンととまってこちらを見ている。大きなハシブトガラスだ。繁殖期でもないから、こいつ、からかっているのだろうか。遊んでやろうじゃないか。

私が驚かず、友好的に近づいていったので拍子抜けした様子でこっちを見ている。人馴れしているのか、堂々としていて少し近づいても逃げない。あー、と低い声で唸るので、同じ調子であー、と答えてやる。セキセイインコを飼っていたので私は鳥全般に意思疎通が出来ると強く信じている。そのセキセイインコは機嫌のいい時にはヘッドバンキングしていたので、わたしもヘッドバンキングしてカラスの気持ちを誘うことにした。多分カラスに伝わったことだろう。ボディーランゲージというやつだ。

wacom pen-tabletをかいました。初めてのお絵かき。windows10のpaint toolを使いました。

しばし、見つめ合い、頃合いも良いと考え、あわよくば触ってやろうと思ってとまり木のつもりで指をさし出したら、なんのことはない逃げた。逃げるなよカラス。少し歩いたらまたからかいに来るだろうと読んで、10mぐらい歩いてがっと振り返ったら案の定カラスが飛んできていてウワッと慌てる感じでバタバタ向きをかえ、塀にとまった。知能の高いカラスの野郎、まんまと引っかかりおったわ、うししし。面白くなって再度近づいたらビルの高いところに飛んでいった。カラス「どう見ても変なおじさんだ。コイツヤベエエエ!」

本を借りて帰る時のこと。同じ道を通って帰った。あのカラスを隈なく探したがもういなかった。本当にヤバイと思われたのだろう。

橋に差し掛かった時、白い杖で地面をトントンたたきながら歩く人がいた。向こうからも人が来るので、その人の後ろについてしばらく歩く格好になった。自然とあしどりに視線が向いて、視覚障害の人はどうやって歩くのだろう、と歩を緩めて観察する。困っていたら助ける役割に見えただろうが実は、「まるでルンバのように巧みだ」と私は思ってみていた、ナイショにしてくれ。掃除機と二重写しにして見ていたのであった、それほど巧みだ。”面白がってもいい、からかってもいい。無関心が一番イケナイ”となにかの本で読んだことがある。黄色い視聴覚障害者誘導ブロックを基本頼りにして歩いていることはわかった。そして、常にトントンしているわけではないこともわかった。杖の先端部分はクビレていて、スプリングがはいっているのか、音が出るようになっているのか、機能があるようだった。

点字ブロック発祥の地 岡山市原尾島 wikipedia

横断歩道のあと、その先の黄色いブロックにたどり着けず、その人は外れた。探しているようだ。オヤオヤ、ハニー、ヤレヤレ俺の出番だな、と出動体制に入ったが、その人はなんと進路を微妙に調整し、黄色いブロックに緩徐に近づき、まるで飛行機がソフトランディングするように到達した。まるでルンバが基地に戻るときのように見事だ。どうも私の出番は無いようで、追い越して少し経ったときだった、後方からグシャッと大きな乾いた音がした。楓の大きなよく乾いたカリカリの枯れ葉が誘導ブロックの上にあり、それをその人がわからずに思い切り踏んづけたのだった。杖ではわからなかったようだ。その人とまた並んで歩き、大きな交差点に差し掛かかろうという時、多分わかっているのだろうと思ったけれど、私の方から「赤信号ですよ」と初めて声をかけた。ちょっと会話が始まり、住所などを聞かれ伝えた。私は「見事ですね、というのも変なのですが」とか、「楓ふまれた音でちょっとびっくりしました!w」ってな感じで頓痴気なことを言ったりした。誘導ブロック上の空き缶で昔ころんだ事があると笑って話をされた。私はこの先のマンションなのでこれにて、と伝えたところ、近くに住んでいる同士だったので「また会うかもしれませんね、また見つけたら声をかけてくださいネ」と言われた。なんて気持ちのいい人だろう。カラスには変なやつと思われたようだが、この方には思われなかった、よかった!

その先の歩道の誘導ブロックにコンビニののぼりのコンクリ製の脚が置いてあったので、コンビニの店員さんに説明し対応をお願いした。図書館に行くときに同じ道で、既にそれには気づいてはいたのだったが、行きがけにはコンビニに入って伝えるところまで考えが及ばなかった。

The Little-Known Patterns on British Streets

Tactile paving (also called Tenji blocks) is a system of textured ground surface indicators found on footpaths, stairs and railway station platforms, to assist pedestrians who are vision impaired.

I did not know this system is started in Japan. Guest from many kind of country may not know this system. That is why I put explanation movie above. Blind person touch this paving by his own stick. In Japan, white stick is a marker of blind person, so if you notice person with white stick, help them as possible please.(^^)

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