秘せずば花なるべからず

秘すべきところが、しかるべく隠されていた頃には、隠されているものをより良く見ようと目を凝らした。技術の得意なものはモザイク除去機をこしらえて闇で売り男子はそれを買い求めた。美しいものが隠されている時、我々にはロマンを持つことが許されていたし、大袈裟に言うと天上への希求のようなものに突き動かされてもいた、隠された物体Xが実際に美しいのかどうかは別として。

かつて大名を相手にひさぐような格の高い遊女は顔を扇子や手で覆い隠し、御簾の向こうになりを潜め、手筈を整えぬ男には返事もくれず、顔を容易くはみせなかったものだ。それは隠されると見たくなる男の性に対し利用価値のある技巧であった。

今のご婦人どもはその技巧をしらないのか単に罠を用いず良心的なのか、そもそも私がその対象外なのかはさておき、ズンドコベロンチョ丸出し、天上にありしものは悉く地に堕ちた。と嘆いていた矢先に”マスク”というケッタイな文化習慣が始まった。女性の顔が神隠しのように一切見えなくなってしまったのだ。しかし逆説的なことに、世の中には美女があふれるようになった。

女性の顔は部分が隠されると、逆に美しく見えるものだ。秘すれば花であり、秘せずば花なるべからずと先人が言ったのは慧眼である。隠すことの効用を意識し利用すべきこと、これを大和撫子の各々方はお気付きになっていただき温故知新の精神で先人の知恵から学んでいただきたい。おい、どんだけ上からや。。。でも、隠し過ぎは良くないですよ。ハイ!隠してチラっ、オオ!隠してチラっ、オオオ!これがコツです、猫じゃらしに飛びつく猫のようにイチコロです。

さて、昨今外出が減り運動不足気味で老若男女ふっくらした。こと女性は大変ふくよかとなり、しかもマスクをしているから美人かどうかははかり知らないけれど、圧倒的な体格の魅力に支えられたアマゾネス女性が昨今増えた。かたや顔美人は受難の時代、マスクの着用でその特権を剥奪された。一方オカメはマスクによって美人と同じレベルに空高く担ぎ上げられた。それまで存在してきた身分制度のごとき美醜のヒエラルキーの破壊でありこれを革命と言わずしてなんと言おう。美人王朝は潰え、オカメアマゾネス共和制にとって変わられたのである。マスクは共和制確立の武器であった。

マスクで隠されると覗いてみたい。嗚呼、マスクをとってるところをみてみたい、嗚呼、マスクを外すその仕草、刹那をみてみたい。お風呂に入るときにパンティをぬぐよりマスクを外す所を見てみたい。いや、マスクを無理やりひっ剥がしてみたい。私は街を歩きながら変態妄想にふける。(お巡りさんこの人です!!)私が思うに今やマスクはパンティの地位を上回ったのである。パンティなら穿いてなくても世間は何も言わないが、マスクをつけていないと非道徳で反社会的、反革命的、反体制的と後ろ指をさされる。マスク共和国の秘密警察がやってきて反革命の罪状で強制労働施設に送られるのだ。マスク社会は全体主義、ファシズムの萌芽のケーススタディになりうる。今後、価値の落ちたパンティの泥棒は減少し、マスク泥棒が増加する時代が遠からずやってくると強く確信する。

女性にお願いしたい、一生マスクを外さないでぽっちゃりしていてください。口なんて肛門とつながっているんだから。鼻なんて鼻くそや鼻毛がでてくるキッタネェ排泄器官だ。花粉症になれば水っ洟ダラダラ。秘すれば鼻、なんちゃって。。。なんや、こんなしょうもないこと言いたかったんか、ワシは。

マスクは人によっては最後の最後まで外さなくていい。夜の帳が下りて顔が見えなくなり、朧げな蝋燭の揺らめきだけが瞳にうつる程度の暗がりで、しとねにマスクのまま雪崩込み取っ組み合いがはじまってから外すくらいでもいいのです。いや、そのまま外さずに朝を迎えてもいい。ふと横をみるとマスクのあの人はぬくもりと残り香だけを残して・・・最早現代のマスカレード、仮面舞踏会です。

ホントのこと言うと「マスクつけないとうるさい世の中」が一刻も早く終わってほしいです!でも秘すれば花も大事・・・どっちや!w

最後までお読みいただきありがとうございます。では皆様よい日曜日をお過ごしください。

コメント

  1. 確かに…(笑)
    日本人の欠点が意外にも目ではなく、口元だったという事実。。。
    マスクは3割増しに見えます。
    街中に美男美女が増えました(^-^;

  2. yopioid より:

    こんにちは、やはりそう思われますか!
    「マスク三割増し」短くて良いですね。
    色の白いは七難隠すと言いますが、
    「白いマスクは七難隠す」
    ん~ちょっとイマイチの出来栄えかな。。。

  3. いえ、そんなことないですよ~

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