マスクと人工呼吸器と酸素ボンベと酸素供給会社について 

防毒マスク→重松製作所→エア・ウォーター防災→川崎造船所(川重)→防災の意味

上のように話が飛んでいきます。

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特殊な趣向かもしれないがガスマスクの形が私は好きです。近所の本田屋には重松製作所のガスマスクは置いてなく興研のサカヰ式が置いてありました。早速家でフィッティングして鏡をみてウヒョヒョと喜んでいるヘンタイおじさんなのはどうか内緒にしておいて・・。マスク姿を鏡に映してちょっとポーズをとったりしている変人なんである。

風呂のカビ取りでカビキラーを使ったときに喘息になりかけたのでカビ取り前に今回R5を購入。本当は下のアラレちゃんみたいな1621Gが欲しかったが、まあ良い、分相応で。用もないけれど重松製作所の本格的なガスマスクも欲しい(ヘンタイ)

マスクメーカーと言うと重松製作所がトップで競合が興研。どちらも有事の際や感染症ブレイクなど、上がるときはややきな粉くさい、いやキナ臭い。株価チャートがスパイクしたのが、コロナ(2020)、エボラなど感染症ブレイク時や有事。

重松製作所は大正6年創業 フィルターマスク専業だが、マスクとボンベの一体製品を扱っている(ほとんど人工呼吸器)

重松製作所HPより引用

重松製作所の創業者重松侹造さんの胸像は防毒マスクをかぶっている。

普通のマスクもつかれるけれど、密着式でフィルター越しの吸気はもっと疲れるので、吸気をアシストする電動マスクもある。仕組みとしては吸気を感知しオンデマンドでポンプがアシストする。睡眠時無呼吸症候群の人がつけるCPAPみたいなアシスト機構。

呼吸連動形PAPR "シンクロ" 「Sy28Rシリーズ」 PR
重松製作所youtubeより引用

重松製作所は消防士さんの空気呼吸器も扱っているが、製造はエア・ウォーター防災・・・調べてみる

重松HP ライフゼムA1-12特集より引用

空気呼吸器 ライフゼムA1-12 | 製品特集 | 製品情報 | 株式会社 重松製作所
防じんマスク、防毒マスクのシゲマツ。株式...

ずっと見ていたら最後の最後で、「製造元 エア・ウォーター防災株式会社」と。オヨヨ?

空気呼吸器「ライフゼムA1-12」 PR
重松製作所youtubeより引用

上記動画の最後の所、製造元 エアウォーター防災とは

ひとつ上の動画より引用

防災の定義。予防のほか、即応(救助活動)も含まれる

防災という意味には、予防的な意味合いだけではなく、救助や復興の意味合いもある。緊急災害対策も防災である。たとえば「防災ヘリ」というものがある。都道府県が配置し、救助活動や患者搬送を行う(防災ヘリの仕事は救急車と同じ、筆者乗ったことが)。同様にエア・ウォーター防災も救助に由来しますが後で触れます。

下記写真、広島県防災航空センターHPより引用。

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エアウォーター株式会社は産業ガスを扱う

エア・ウォーター防災(川崎系)の親会社、「エア・ウォーター」は川崎系ではない。2000年(平成12年)4月に大同ほくさん(北海道の産業ガスメーカー「ほくさん」と、大同酸素の合併)と共同酸素(住友金属工場内の酸素窒素供給会社)が合併し誕生しました。

大陽日酸、日本エア・リキードと並び、日本での3大産業ガスメーカーの一つ。エアウォーター社をミネラルウォーターの会社と勘違いしていた。

産業ガスとは≒大まかには燃料以外のガス

エアウォーター社HPより引用

燃料以外のガスを取り扱う業界を産業ガス業界。工場・病院などに供給する。

川崎造船所→川重防災→エアウォーター防災

エアウォーター防災は、平成15年まで川崎重工業傘下「川重防災工業株式会社」、同年エアウォーター社が筆頭株主に。

川重防災は防災用救命器を国内で最初に作った川崎造船所(現川崎重工)が発祥。現在は病院の医療ガス供給設備(配管など)が主要事業 病院の手術室や集中治療室も作る

以下リンクから引用。

エア・ウォーター防災株式会社 | 医療/消火装置/呼吸器の製造・据付・修理・保守・販売

手術室は川崎重工クオリティーだったのですね。川崎重工は歴史的経緯から業態が広いなあ。

救命器と空気呼吸器と人工呼吸器

救命器とは 〘名〙 坑内の爆発、火災などの際、内部の探検、罹災者(りさいしゃ)の救出、火災の防止などの作業に従事する者が、その中で安全に呼吸するために身につける装置。

日本国語大辞典より引用
ドレーガー式救命器 1909年製 直方市バーチャルミュージアムより引用 炭鉱で使っていたんですね。

炭鉱だと「救命器」、消防士さんの酸素ボンベつきマスクは「空気呼吸器」、病院だと「人工呼吸器」。どれも呼ばれ方の違いはあるが、「炭鉱・火災の救助目的」「病院での救命目的」で使われる呼吸補助器具のことと括ることができる。防災とは「火災報知器」とか「火の用心カンカン」のイメージだけではなかった。エア・ウォーター防災ではもちろん建物や船舶用の消火設備も作っている(考えていた防災ってこのあたりだが)。防災は平時の予防のみならず有事の救助活動をも意味します。

https://www.awb.co.jp/business/extinguishing/ex_ship/ship_co2/

世界初の呼吸器を作ったドレーガー社、日本初の呼吸器は川崎造船所

明治時代イギリスのドレーガー社の「救命器」しかなく、国産品しかなかった。川崎造船所(現在のKHI)が1924年にドレーガー社と提携販売、1927年に国産の酸素呼吸器を開発。軍用、炭鉱用、船舶用の酸素呼吸器を開発。1957年に病院の医療ガス供給設備を初めて国産化した(現在の主要事業)1975年に川重防災工業株式会社が設立され、川重から新会社に移行。2003年にエアウォーター社と業務提携を結ぶと2005年にエアウォーター社へと親会社が移動され、2006年エア・ウォーター防災株式会社へと商号変更、2007年株式交換で完全子会社化。                 

https://ja.wikipedia.org/wiki/%E3%82%A8%E3%82%A2%E3%83%BB%E3%82%A6%E3%82%A9%E3%83%BC%E3%82%BF%E3%83%BC%E9%98%B2%E7%81%BD

川崎重工が呼吸器を国内で最初につくったとは知りませんでした。

川崎航空機工業 製造 自動呼吸器↓ 印旛市立印旛医科器械歴史資料館より引用

https://ikakikai-hozon.org/collection/%E8%87%AA%E5%8B%95%E5%91%BC%E5%90%B8%E5%99%A8%EF%BC%88%E6%9C%A8%E7%AE%B1%E5%85%A5%E3%82%8A%EF%BC%89/

ドレーガー社のエビタV500(人工呼吸器)現行機器

https://www.draeger.com/ja_jp/Products/Evita-Infinity-V500-ventilator#interactive より引用 ドレーガー社のエビタV500
Home of corporate website About Drägerより引用 https://www.draeger.com/en_corp/About-Draeger/History

まとめ

マスクから供給される酸素ガスの上流にさかのぼりました。長々とすみません。読んでいただきありがとうございます。

・酸素と窒素などをあつかう産業ガス分野の存在を知りました。

エアウォーター社HPより引用

・マスク専業の重松製作所さんが消防士さんの救助活動用マスクと呼吸器のセットを取り扱っています。防災は平時の予防のみならず有事の救助活動をも意味します。

・産業ガス(酸素・窒素)が病院にタンクローリーで運ばれ(エア・ウォーター、大陽日酸等)、病室に配管され(エア・ウォーター防災等の配管システム)、人工呼吸器・マスク・挿管を経て肺に送られます(ドレーガー社等)。

・マスク業界は歴史的に炭鉱の労働環境や炭鉱災害救助活動との関係が深いです。

・川崎造船所は呼吸器分野の日本でのパイオニアです。

・炭鉱だと「救命器」、消防士さんの酸素ボンベつきマスクは「空気呼吸器」、病院だと「人工呼吸器」。どれも呼ばれ方の違いはありますが呼吸補助器具のことで、括ることができます。

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