2021.7-9月期の決算俯瞰(1)

持ち株の決算書を眺めます。

日進工具 6157 2021.10.29発表

https://ssl4.eir-parts.net/doc/6157/ir_material_for_fiscal_ym/107778/00.pdf

22年3月期第2四半期累計(4-9月)連結経常は前年同期比2.5倍の11.3億円、通期計画の19.3億円に対する進捗率は58.5%。直近7-9月期(2Q)の連結経常利益は前年同期比5.9倍の5.4億円、売上営業利益率は前年同期の3.1%→22.4%。

強い体質づくり??

海外売上高は中華圏を中心に回復。海外依存度30%(売上比率)

中国・香港・台湾は前年同期比49.6%増加。

自動車向けは半導体不足から落ち込み、半導体電子部品向けは逆に好調。大きな設備投資がなく減価償却費が上回ったことから固定資産は減少。製品在庫は生産調整で減らしていたが増加に転じる。販管費や営業経費は低位持続。売上⾼販管費⽐率は30.2%と同10.6ポイント低下。

予想は据え置き。不透明要因として特定製品での価格競争、コロナの趨勢。通期売上高は前年比13.2%増を予想。営業利益は同26.9%増を予想。経常利益は12.7%増を予想。設備投資は例年の水準見込み。配当予想は中間10円、期末10円。

自社株買い 自己保有株を除く発行済株式総数の0.8%にあたる20万株、取得総額2億円を上限とする自社株買いを実施。取得期間は9月13日から2022年3月11日。

1Q説明PDF

https://ssl4.eir-parts.net/doc/6157/ir_material_for_fiscal_ym/104019/00.pdf

アナリストレポート

https://ssl4.eir-parts.net/doc/6157/ir_material_for_fiscal_ym2/105182/00.pdf

プロシップ 3763 2021.10.29発表

https://www.proship.co.jp/wp-content/uploads/2021/10/211029_2Qtanshin.pdf

前回 2021.7.30

主力である固定資産管理ソリューションにおいて、既存顧客に対する当社新製品へのバージョンアップ対応、インフラ業界における案件推進等、上場大企業や中堅企業の業務効率化、経営管理強化等に資するソリューションを展開し、顧客のシステム投資需要に応えてまいりました。

この結果、当第1四半期連結累計期間においては、売上高1,394百万円(前年同四半期比48.3%増)、営業利益454百万円(同155.2%増)、経常利益471百万円(同149.7%増)、親会社株主に帰属する四半期純利益324百万円(同152.1%増)となりました。

今回 2021/10/29

主力である固定資産管理ソリューションにおいて、既存顧客に対する当社新製品へのバージョンアップ対応、インフラ業界における案件推進等、上場大企業や中堅企業の業務効率化、経営管理強化等に資するソリューションを展開し、顧客のシステム投資需要に応えてまいりました。

この結果、当第2四半期連結累計期間においては、売上高3,074百万円(前年同四半期比42.9%増)、営業利益1,020百万円(同78.7%増)、経常利益1,046百万円(同77.7%増)、親会社株主に帰属する四半期純利益742百万円(同85.2%増)となりました。

顧客のIFRS移行で新規導入も伸びている。セグメントの業績は次の通り。

①パッケージソリューション事業
主力の固定資産ソリューションにおきましては、既存顧客に対する当社新製品へのバージョンアップ対応、インフラ業界における案件推進等を行いました。この結果、当第2四半期連結累計期間における売上高は2,992百万円(前年同四半期比47.3%増)、営業利益は999百万円(同83.7%増)となりました。なお、「収益認識に関する会計基準」(企業会計基準第29号 2020年3月31日)等の適用により、当第2四半期連結累計期間の売上高は171百万円増加し、営業利益は116百万円増加しております。
②その他事業
その他事業におきましては、主に連結子会社である株式会社プロシップフロンティアで行っており、既存顧客の受託開発や運用管理等の対応を行いました。また、主力であるパッケージソリューション事業へ注力するためその他事業の一部を譲渡いたしました。この結果、当第2四半期連結累計期間における売上高は93百万円(前年同四半期比38.8%減)、営業利益は20百万円(同25.8%減)となりました。

https://www.proship.co.jp/wp-content/uploads/2021/05/2100521_setsumeikai.pdf

2021/10/23 上場来高値更新

「収益認識に関する会計基準」とは

改正企業会計基準第29号「収益認識に関する会計基準」等の公表|企業会計基準委員会:財務会計基準機構

要する財務諸表をわかりやすくするための2020年の会計の書き方の変更。詳細に説明しろってふうに基準が変わった。企業の判断に任されている要素が大きい。

①収益の分解情報、②収益を理解するための基礎情報、③当期・翌期収益を理解するための情報、以上につきを注記し、収益及びキャッシュ・フローの性質、金額、時期及び不確実性を財務諸表利用者が理解できるようにするための十分な情報を開示すること。そのためのチェック項目が設定された。

ざっくりいうと、どのタイミングでどんな性質の収益が上がるのか、その不確実性などを注記していくこと。

①収益の分解情報・・・会社によってセグメントの分け方は異なる。区分に分けてどこで儲かったかせつめいしろってこと(地域区分、市場区分、顧客区分とか)

② 収益を理解するための基礎情報 ・・・契約・履行義務の識別、取引価格の算定、履行義務への配分、履行義務の充足。どうやって契約して値決めして利益でるん?

③当期・翌期収益を理解するための情報・・・(その1)履行義務の充足とキャッシュフローとの関係を理解するための情報を注記する。具体的には契約による債権・資産の動き、変動の詳しい内容。期首期末の数字の変化に収益がどのように影響を及ぼしたか。(その2)残存履行義務について、既存契約から翌期以降に認識が見込まれる収益の金額及び時期を注記する(例えばお年玉を毎年1万円ずつ19歳まで貰えそうならそう書く=未充足のおじいちゃんの履行義務)。受注残高に近い。更にお年玉なら1月とわかるように、いつ頃収入になるか、も明記する。

古野電気 6814 2021.10.14発表

https://www.furuno.co.jp/Portals/0/images/ir/library/bs/setsumei_2022Q2.pdf

船用事業の販売が欧米を中心に改善。収益性も改善。GIGAスクール構想向け特需剥落による予想された減益を上回る船用事業の収益性の改善で「増益」。

(私見 本業による利益を表す営業利益がコロナ前より改善している。悪く想像すると、2020の買い控えが2021に上乗せしたのか。もしそうなら来期は減るかどうか。)

日本では農水省の経営継続補助金対象案件が売上に貢献。欧米ではプレジャーボート向け機器販売好調。

通期業績予想を上方修正、増配予想。

上記資料より引用。

SUBARU 7270 2021.11.5予定

米国内で「労働組合員が」製造した電気自動車の税制優遇措置を拡大する法案(米下院民主党による)は米系メーカー優遇(GM、フォード、旧クライスラーは労組組合員が従業員だから)。日系メーカーは反対の声を上げている。日系メーカーは組合を組成していないので優遇を受けられない。

トヨタは歳入委員長らに宛てた書簡の中で「今回の草案は、組合を組成しない選択をした米国の労働者を差別することで、電動車両の配備を加速させるという目的を二の次にしている」「不公平であり、誤りだ。この露骨に偏った提案を拒否するよう願う」と述べたと報じられている(CNBC9月14日)。ホンダも13日に発表した声明で「下院歳入委員会が、勤勉な米国の労働者が作ったEVを、単に組合に所属しているかどうかだけで区別する不当な方法で、税制優遇措置の拡大を提案したことに失望している。われわれは議会に対し、組合をインセンティブに結び付ける差別的な言葉を予算調整案から削除するよう要請する」

JETROより引用。 https://www.jetro.go.jp/biznews/2021/09/ee2d160bdaa45ea3.html

■レガシィアウトバック新型に歩行者頭部保護エアバッグを採用。

歩行者保護エアバッグ
歩行者保護エアバッグ
歩行者保護エアバッグ

豊田合成のエアバッグ。https://response.jp/article/img/2021/10/28/350786/1683430.html より引用

■トヨタ、bZ4XをSUBARUのAWD技術を採用して開発。

日本SHL 4327 2021.10.29発表

http://www2.shl.ne.jp/ir/press/pdf/211029_02.pdf

ライセンス契約の延長の報告 2021/10/29

http://www2.shl.ne.jp/ir/press/pdf/211029_01.pdf

増収を確保できたため。剰余金配当。38円+62円合計一株あたり100円

http://www2.shl.ne.jp/ir/financial/pdf/2021_1029%20.pdf

2021年9月期 決算短信より引用

当事業年度(2020.10.1-2021.9.30)の売上高は3300百万円(前年同期比11.3%増)、335百万円の増収。セグメントではプロダクト売上高2230百万円(15.9%増)、コンサル売上高980百万円(1.8%増)トレーニング売上高89百万円(17.0%増)。

コロナのため、webテストの販売好調。

予想。よく事業年度の業績予想。売上高3410百万円、営業利益1495百万円、経常利益1494百万円、当期純利益1030百万円。

2021/08/20に、新市場区分スタンダードに適合することを発表。

中国塗料 4617 2021.10.29発表

22年3月期第2四半期累計(4-9月)の連結経常利益は前年同期比60.4%減の13.6億円に大きく落ち込んだ。通期利益を従来予想の33億円→17億円(前期は64.3億円)に48.5%下方修正。

こらあかんなあ。。。。。。よく読むとやはり前回調べたとおり、ペンキを作るための材料価格の高騰に利益減少の原因がある。

https://sharedresearch.jp/system/report_updates/pdfs/000/043/449/original/4617_JP_20211029.pdf?1635496273
https://www.cmp.co.jp/IR/2021/2022-ren-2q.pdf

・修繕船市場では一定の需要、中国を除けば堅調。

・新造船市場では建造量減少に伴い塗料需要は減少。

・工業用では重防食塗料についてコロナの影響で東南アジアのプロジェクトの延期などが要因で低調。国内は堅調。

・コンテナ塗料では販売回復。

・売上は2.8%増、原油など資源高に伴う主要原材料価格の高騰による原価率の上昇によって経常利益が減少(60%減)

https://www.cmp.co.jp/IR/2021/FY2021Q1_presentation20210730.pdf

原材料価格高騰について。ナフサ・エポキシ樹脂など原材料高が悪影響。2021/7/30の上記資料から。

エポキシ樹脂およびエポキシ樹脂硬化剤の価格改定について | ニュース | DIC株式会社
DIC(旧 大日本インキ化学工業)2021年のニュース「エポキシ樹脂およびエポキシ樹脂硬化剤の価格改定について」を掲載しています。

なぜエポキシ樹脂が高騰しているのか。

昨今、継続する原油価格の上昇中国の環境規制強化による原料の供給不安に加えて、世界各地の天候不順や原材料メーカーのトラブルにより、エポキシ樹脂およびエポキシ樹脂硬化剤の主原料となるエピクロルヒドリン(ECH)、フェノール類や溶剤などの価格が高騰しています。また、コロナ影響要因も含め各地港湾施設の機能不全による納期遅延や燃料高騰を背景に、ユーティリティーや物流コストも上昇しています。

上記より引用。
エピクロルヒドリン価格改定のお知らせ | 事業・製品 | 住友化学株式会社
住友化学の住友化学のニュースをご紹介します。「エピクロルヒドリン価格改定のお知らせ」のページです。

 住友化学(株)は、主原料であるプロピレンの価格が上昇しているほか、製造設備の高経年化に伴い、補修費も増加しているため、エピクロルヒドリンについて、2021年5月1日出荷分よりkg当たり55円値上げする。

加工技術研究会より引用。

燃料用製油需要減少に伴って連産品であるナフサの生産量減少による価格高騰も一因。

現在の商慣行では新造船用塗料の販売価格は受注時(数年前)に決まってしまっていることから、ナフサ・エポキシ樹脂など、原材料価格が急上昇する場合の価格転嫁は困難であり、中国塗料の短期的な業績は原材料価格の変動の影響を強く受けることになる。https://sharedresearch.jp/system/report_updates/pdfs/000/043/449/original/4617_JP_20211029.pdf?1635496273

・コンテナ塗料は単純な水性塗料であり価格競争の影響をうけ薄利。

・ナフサ・エポキシ樹脂価格上昇の状態が長期化する見通しのため、採算の改善が見込みにくい。

https://sharedresearch.jp/system/report_updates/pdfs/000/043/449/original/4617_JP_20211029.pdf?1635496273 より引用。中国塗料売上総利益率はナフサ価格に連動する。

・造船業界受注好調だが決算に反映されるのは2024年度以降。

・コンテナ輸送費高騰

物流は回復していること、船舶需要は環境配慮型の新造船需要が控えていることは良いが。原材料の価格高騰が続くならちょっと考えもの。一時的なら良いけれど。

JMU、経常益6割増の64億円。4―6月期。コスト減・為替好転で(日本海事新聞より)
 ジャパンマリンユナイテッド(JMU)が2021年8月10日発表した2021年4―6月期連結決算は、経常利益が前年同期比60%増の64億円となった。生産性向上などのコストダウンによる収益改善や為替の好転が寄与した。営業利益は66%増の63億円、純損益も62%増の63億円となった。22年3月期通期連結業績予想は為替相場や資機材価格の変動により相当の影響が想定されるとして、引き続き開示を見合わせた。

プレステージインターナショナル 4290 2021.10.29発表

2021.10.27に第2四半期業績を上方修正、売上高を220億円から222億9300万円(前年同期比12.9%増)に、営業利益を27億円から30億6300万円(同17.3%増)に増額、上方修正。

2021.10.29発表の会社HP資料より引用。

売上高、全ての主力セグメント増収、営業利益、オートモーティブ、プロパティで出動コスト増加、改善のための先行投資により減益、カスタマー事業の成長により営業利益増加

オートモーティブ事業 活動自粛中ロードサービス手配件数は昨年度比2%増加 事故受付サービスは新規受託等で17%成長 メーカー向けロードサービスが37%成長 営業利益は高収益受託業務の終了もあり減益。

22年3月期第2四半期累計(4-9月)の連結経常利益は前年同期比19.3%増の31.3億円に伸びたが、通期計画の65.5億円に対する進捗率は47.9%となり、5年平均の47.5%とほぼ同水準だった。

そのほか

2021/09/18 プライム市場に決定

2年ごとの拠点拡大のリズムを今後も続ける方針。一つの拠点を作るのに四年かかるそう。

配当は8円予想

旭有機材 4216 2021.10.29発表

第2四半期累計(4-9月)の連結経常利益は前年同期比3.3倍の26.3億円に急拡大し、従来予想の19億円を上回って着地。併せて、通期の同利益を従来予想の42億円→49.5億円(前期は36.4億円)に17.9%上方修正し、増益率が15.1%増→35.7%増に拡大する見通しとなった。

https://ssl4.eir-parts.net/doc/4216/tdnet/2038111/00.pdf

 セグメントごと。管財システム事業、半導体関連の大型工事案件あり販売堅調。前年を上回る。樹脂事業、原料高を売上でカバーし堅調。発泡断熱材ノンフロン系材料の施工品質を高める吹付け施工機械の活用による営業に注力した結果、販売好調。

現場発泡ウレタン APS-NZ
http://zeroflon.jp/ より引用。ゼロフロン

トンネル掘削用固結剤はプロジェクトの進捗がよく、売上は前年を上回る。

『AGSR』は、特殊珪酸ソーダと変性ポリイソシアネートを混合することにより急速発泡する変性ポリウレタンの地山固結材です。経済性・難燃性に優れた注入材で幅広い地質での実績が多数あり、令和2年2月の「山岳トンネル工法におけるウレタン系注入に関するガイドライン」にも準拠。地山内に発泡し限定改良が可能なため、注入量が少なくトータルコストでセメント注入材と同等程度となっています。

電子材料用途を主力製品とする高機能樹脂は、半導体の微細化に対応している国内大手レジストメーカー向けの低メタル製品に加え、レガシー半導体向けの製品需要も引き続き堅調に推移し、海外でも中国におけるLEDやレガシー半導体向けの需要が堅調に推移したこともあり、売上は前年を上回る。

水処理・資源開発では、民間の大型請負工事が順調に進捗、売上は前年を上回る。資源開発事業は地熱開発工事、温泉設備工事ともに順調に進捗。

以上です。残りは次回。

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