Lupulinとは

「ルプリン」の語源を調べた結果、Lupusと同語源で”狼”でした。

まず、「ルプリン」はホップの黄色い粉を指し香りのもととなるのでそれだけ取り出して添加剤にするようです。

上記より引用。下の黄色い粉吹いたようなやつがルプリンです。

上図、ホップの葉の表面の黄色い点々がルプリン。ちょっと毒々しい。この中にホップ酸やアロマオイルが含まれ分離し添加剤として商品にしたのが上図のLupuLN2、オフフレーバーを低減するために添加、off-flavorsとは、素材本来の味と香りが変化して不味くなることで、当初のいい香りをとっておいて後で添加する感じ。

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オフフレーバー - Wikipedia

ホップの黄色いルプリンの語源は狼。ホップの学名が狼だから

リンネの命名法による”ホップの学名”が”Humulus lupulus”。ルプルス

(lupulus はlupus にdimunitive‎ ”-ulus” がついたもの)

ルプリン Lupulinは lupulus +‎ -in。lupusは「狼」。

lupus From an Oscan-Umbrian language, from Proto-Italic *lukʷos, metathesis of Proto-Indo-European *wĺ̥kʷos. Cognates include Ancient Greek λύκος (lúkos), Sanskrit वृक (vṛka), Old English wulf, and Russian волк (volk). Doublet of Lycus; not cognate to Latin vulpēs (“fox”).

ホップの学名が「狼」なのはヤナギを絞め殺すから

The specific epithet lupulus is Latin for “small wolf”. The name refers to the plant’s tendency to strangle other plants, mainly osiers or basket willows (Salix viminalis), like a wolf does a sheep. Hops could be seen growing over these willows so often that it was named the willow-wolf.

訳 固有名詞のlupulusはラテン語で「小さな狼」を意味する。この名前は、この植物が他の植物、主にコリヤナギセイヨウキヌヤナギ(Salix viminalis)を、オオカミが羊にするように絞め殺す性質があることにちなんでいる。このヤナギの上にホップが生えるのをよく見かけたので、ヤナギオオカミと名づけられた。

他の葉っぱを絞め殺す蔓性植物「ホップ」は学名をHumulus lupulus、つまり「ループスの(狼の)Humulus(麻)」と名付けられた。フムルスはアサ科の植物。

話が逸れるが lupus erythematosus は「狼に噛まれたような」皮膚症状(SLEの皮膚症状)から。しかし狼咬傷など見たことすらない。wolf biteで画像を調べたら、PTA推奨アニメ Beavis and Buttheadがでてきて脱線。werewolfは狼男(Wer=man wolf=オオカミ 古い西ドイツ語)。

狼男とかヴァンパイヤみたいなアンチ・ヒーローがモテるらしい。そこで、ビーバス・アンド・バットヘッドはひらめく、「ワシラも狼男になるやで。。狼男に噛んでもらえば狼男に変身じゃ!」

狼男と目星を付けた浮浪者に噛んでもらい感染症で調子悪くなる二人「変身してる証拠なんやで・・」

狼男が出てきたついでに欧米人がなぜ噛まれると狼男に変身する伝承を持っているか。狼男、北欧神話ではベルセルクとかバーサーカーといい、日本語で狂戦士と訳される戦士がいた。くまやオオカミの皮を纏って獣のように戦う。以下ベルセルクの説明。

軍神オーディンの神通力をうけた戦士で、危急の際には自分自身が熊や狼といった野獣になりきって忘我状態となり、鬼神の如く戦うが、その後虚脱状態になるという。この忘我状態のベルセルクは動く物ならたとえ肉親にも襲い掛かったので、戦闘ではベルセルクと他の兵士は出来るだけ離して配備し、王達もベルセルクを護衛にはしなかったという。ウールヴヘジンと常に並び称され、また同一の存在であるとも言う。ただ単に勇敢な戦士に対する称号であるとする場合もある。

wikipedia ベルセルク 神話での描写

北欧がキリスト教化されると、キリスト教から見れば伝統的な北欧神話つまり異教の価値観の産物である”ベルセルク”は異端者や犯罪者とされ消えていった。狼男はそもそも前時代の戦士の高揚状態であって、やっかいなアンチヒーローとして近代に蘇った(作り話として)。東欧にはヴァンパイア伝承があり「アイルランド人」が蘇らせて「ドラキュラ」という作り話を拵えた。

ベルセルクもヴァンパイアも、被支配者となった先住民文化に関係し、新参の支配者が悪者として描いたように思える。

ベルセルクが高揚を得るために「ヒヨス」という植物を摂取していた。これはホップが原料になる前までの古代のビールの材料。ホップも大麻と同じアサ科の植物。

ホップ→学名がオオカミ→lupus→lupus erythematosus→wolf咬傷痕→狼男∋ベルセルク→ベルセルクが使用したヒヨス→ホップの前に使われたのビールの香り付け材料ヒヨス→ホップ

ちょっと繋がってもどりました。支配者は変わってもビールは引き継がれたんですね。

wolfとlupusも語源が一緒だった。

lupusの語源。オスク・ウンブリア語群から。更に遡るとイタリック祖語 *lukʷos から。更に遡るとインド・ヨーロッパ祖語の*wĺ̥kʷos。古代ギリシア語λύκος (lúkos)、サンスクリット語 वृक (vṛka)、古英語 wulf、ロシア語 волк (volk) などが同じ語源。インド・ヨーロッパ祖語からオスクウンブリア語への借用語において*/kʷ → p/が頻繁に起こった。

インド・ヨーロッパ祖語→オスクウンブリア語  *wĺ̥kʷos ウルクヴォス→ウルポス→ルポス

インド・ヨーロッパ祖語→古英語 *wĺ̥kʷos ウルクヴォス→wulf

雪に慣れない千葉に降雪、道の残雪にフラフラしながら外に出ています。良い天気になりそうです。良い週末をお過ごしください。

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