何故この新聞に興味があるか、私の親族に造船関係者が多かったため海事に興味があるからです。中国塗料と古野電気の株を持っているので、情報収集目的。発明などを知りたいためです。無料で見出しだけを見て、キーワードを検索するというケチなやり方です。
JMU有明、新開発船型ケープサイズバルカー「SPRING HARMONY」 2024_03_15
サイズ色々 港湾用語の基礎知識 国土交通省より引用
ONE、フィリピンのスービック追加。韓中東南ア「CTP」2024_03_15
「港湾」2013.11「多様な産業が集積するスービック港 針谷雅幸」より引用。
フィリピンのスービック港は米海軍基地からの転換。マニラの北西80km。
・スービック港は1800年代、スペインにより開発。1898年米西戦争までスペイン、以後米国。
・米国統治時代はクラーク空軍基地、スービック海軍基地がセット。
・フィリピン議会の反対で米軍を追い出し、自由貿易港として開発。円借款でコンテナターミナルができ、商用港に。(私見 結果中国の脅威に晒されたから米国を追い出したことが必ずしも良かったとは言えない)
・空港と港湾が近いのでロジスティクスで有利。
・スービックテクノパークには日系企業が多数進出。
・大水深、静穏という地形上の特性、国際港の存在、マニラから近く観光地の一つにもなっていることなどからスービックは軍事基地からの転換が成功しつつある。
そのほか、
・2023年4月4日 フィリピン政府は米軍が使用できる軍事基地を公表している。https://jp.reuters.com/article/idUSKBN2W108V/
・スービック基地の米軍利用が再開。https://www.sankei.com/article/20221126-L5WAIDHSUBMVHOMT5RNZVR6QJU/ スービック港の廃造船所を中国が土地を買おうとしていたが安全保障上の理由から米国が阻止した、など。結構最前線かも。
自由で開かれたインド太平洋(FOIP)構想下の日本の対フィリピン防衛協力 (山崎周 東洋大学)より引用
・米比の同盟関係を強めるうごき(2023.5マルコス訪米)、自由で開かれたインド太平洋(FOIP)を進める日本も日比関係を深め、防衛分野でも準同盟が構築されつつある。
・ロドリゴ・ドゥテルテ大統領は国内治安を改善、対外的には米国批判や親中姿勢を当初見せていた。その一方で就任当初から日本との海洋安全保障協力に乗り出し、日本からフィリピンへの大型巡視船供与、海上自衛隊練習機TC30の移転につながり、翌月の訪日以後対日関係を重んじる姿勢が明確になった。その後のマルコス政権は米比関係を重視している。
マルコス政権は米比同盟の強化だけではなく、日本、韓国、豪州といった米国の同
自由で開かれたインド太平洋(FOIP)構想下の日本の対フィリピン防衛協力 (山崎周 東洋大学)より引用
盟国との連携にも積極的である。このフィリピンの動きは、インド太平洋における米
国から広がる二国間型の軸と輻(hub and spoke)の同盟の変容を象徴する。即ち、依
然としてその同盟網の主軸に米国が所在することは変わらない一方、インド太平洋地
域の米国の同盟国同士の間(日比や日豪等)での外交や防衛面での関係も同時並行的
に進展するようになっており、米国とその同盟国及び米国の同盟国同士(日本、フィ
リピン、韓国、豪州、タイ)の 2 つの繋がりが連動して強まる網状(network)型の
同盟体系に発展しつつある
ドゥテルテ大統領が訪日されたときの産経 https://www.sankei.com/article/20171107-B4YNJIQGTVPITFHKDXUYF5RPCU/
BIMCO事務総長兼CEO デビッド・ルースリー氏。解撤条約発効、矛盾解決を 2024_03_18
BIMCO 国際海運団体 ボルチック国際海運協議会
解撤条約 シップリサイクル条約 https://www.classnk.or.jp/hp/ja/activities/statutory/shiprecycle/index.html
船舶の「リサイクル」はこれまで「解撤」と表記さ
船舶リサイクルヤードの現状と動向 仲條靖男 日本マリンエンジニアリング学会
れることが多かった.平成 12 年 財団法人 船舶解撤
事業促進協会(現 財団法人 日本船舶技術研究協会)
発行の「船舶解撤業 風雪 20 年」によれば「解撤」は事
故船,座礁船等を「解体」し「撤去」することを意味し,
売船された船を鋼材の再利用目的で「解体」する意味
とは区別していた.
主要船舶リサイクル国であるバングラデシュ,イン
船舶リサイクルヤードの現状と動向 仲條靖男 日本マリンエンジニアリング学会
ド,パキスタン等南西アジアの国では,干満差を利用
して船を自力で座礁させ,潮間帯にて船舶を解体する,
“ビーチング”が主流である.1990 年代,これらの国
では残油,汚水等の抜き取り,洗浄作業が不十分なま
ま解体が行われ,燃料油ガス等の揮発性ガスによる爆
発・火災事故,高所からの墜落等の重大事故が常時発
生するとともに,船舶に搭載された有害物質による深
刻な環境汚染と劣悪な環境下で作業する労働者への健
康被害が拡大し,船舶を提供する海運国を始めとして
国際的な対応が求められた.
バーゼル条約・・・一定の有害廃棄物の国境を越える移動等の規制 https://www.mofa.go.jp/mofaj/gaiko/kankyo/jyoyaku/basel.html
廃棄物を解撤(解体)目的に輸出する側が、リサイクル条約で解体を担う国に対し厳しい規制をかけること、これらが矛盾する。
ワレニウスラインズ、自動車船を中古買船。ホーグから、6100万ドルで2024_03_13
ワレニウス・ウィルヘルムセンはスウェーデンのワレニウスと、ノルウェーのウィルヘルムセンが合併した会社。オスロ拠点の海運会社。車の輸出入に関わる自動車運搬船の大手。
ノルウェーの自動車運搬船業者ホーグオートライナーズから6000台積み型“Hoegh Chiba”を中古で。
今台湾のあたりにいます。
ホーグからワレニウス塗装に変わるのでしょう。
【匠かんさい】(98)ロッコーエンジニアリング、コンテナの可能性 技術力で示す 2024_03_12
冷凍コンテナ。幅広い温度範囲で温度管理可能(-30℃ 〜 +5℃) https://rokko-e.com/products/reitou/
気象庁海洋気象観測船 “凌風丸” 引渡 2024_03_01
旧播磨造船所で初代”凌風丸”を建造して以来、2代目・3代目を旧石川島播磨重工業(現 IHI) 東京第一工場で建造した、JMU にゆかりのある海洋気象観測船 気象庁。日本水路協会 http://www.mirc.jha.jp/knowledge/survey/vessels/ryofu.html
神戸港、「藍色LED光」実証。海洋生物付着防止、船舶への利用可能性 2024_03_11
セシルリサーチ山下桂司さんが研究。1958年長崎県五島列島生まれ。1985年鹿児島大学大学院理学研究科修了。2004年、「ベニクダウミヒドラ・アクチヌラ幼生の着生に関する研究」により博士(農学)号取得(東京大学)。1992~1996年、新技術事業団(現科学技術振興機構)ERATO研究員。2006年より(株)セシルリサーチ取締役社長。兵庫県立大学客員研究員、日本付着生物学会運営委員。https://www.sessile-research.com/company/ より以下引用
姫路の濱中連鎖工業の傘下企業。https://www.hamanaka-chain.co.jp/company/
フジツボが苦手な光を当てるだけ素晴らしい!ライトをつけた船、どんなふうになるのだろう。。車体下を派手にする車ありますが。
リーファープラグ、整備促進へ国の支援を。ユニットロード検討会、技術開発・検証も 2024_03_14
リーファーコンテナ≒冷蔵庫コンテナ
リーファープラグ リーファーコンテナにつなぐ電源コンセント 440Vが標準。北澤電機製作所の480V60Aプラグとレセプタクル https://www.kitazawadenki.co.jp/lineup_container/cat02/
農産物を運ぶコールドチェーン(輸送網)にRORO船も使えばいい、でも港に冷蔵庫用の電源設備がないから作りましょう、という話。
コア・パワー、浮体式原子炉計画推進。25年までにジョイント・ベンチャー設立、4億ドル調達へ 2024_03_19
塩を数百度にすると液体になるが、そのような液体状の溶融塩を使うと安全な原子炉ができるらしい。
英国の新興企業コア・パワー社が主導する浮体式原子力発電所開発プロジェクトに、尾道造船所や今治造船など約13社が約8000万ドルを出資。小型で地震の影響を受けない。マイクロソフト創業者の“ビル・ゲイツ氏”が設立した米国原子力ベンチャーがテラパワー。溶融塩原子炉、フッ化ウランの溶融塩を冷却材として核分裂物資を混合し臨界に到達させる。冷却装置が不要であることがメリット。溶融塩の侵食性が高く配管の技術が必要。
マキタ、中小型向けDF生産へ。メタノール焚き開発決定 2024_03_22
エンジンのマキタがあるんだ!
株式会社マキタ 船舶用エンジンの「世界基準」を造る。こっちだ https://www.makita-corp.com
株式会社マキタ みんな大好き工具のマキタ https://www.makita.co.jp/ 私はハイコーキ派
同じ名前で混乱したが、船用機関をつくる株式会社マキタは高松の会社、社長は槙田さん。工具のマキタは牧田さん。
マルカ・アミット、貴重品輸送で日本重視。関西にも早期に拠点 2024_03_25
高級品や美術品の輸送、警備、通関、特殊業務を行うイスラエル発祥の企業。https://www.malca-amit.com/malca-amit-japan/jp 調べながらルパン三世の曲が過ぎる。
ANA、NCA子会社化 7月に再々延期 2024_03_25
NCAは日本貨物航空 Nippon Cargo Airlines NCA もともとANAが設立に絡み、2005年NYKグループとなり、2023年再びANAグループに。国内外当局による企業結合審査に時間を要していることから再三延期。
<歴史>
NYKと大阪商船、MOL、JALが組むつもりだった。
対抗として、ANAと川崎汽船、山下汽船、日通が組んで日本国際航空貨物を別に立てようとした。
それぞれが設立趣意書を出したが運輸省の意向で1本化。
消極的なJALをNYKとMOLが見限り、日本国際航空貨物へ合流。1978年に日本貨物航空株式会社(現在のNCA)発足。
1984年に米国へ免許申請したが米国航空企業の反対で回答先延ばし。ドル箱の太平洋路線を固守しようとするフライングタイガー社が反対の急先鋒。
ちなみにフライングタイガー社は支那事変でアメリカ義勇軍として、その後の第二次世界大戦中国ビルマ戦線にも参戦した「フライング・タイガース」の元構成員が中心となり創業したことでも有名な会社。在日米軍への輸送や、朝鮮戦争でも兵站で活躍した。
1985年NCA乗り入れを渋る米国に対し運輸省が米国社乗り入れ制限などの報復措置を取ることを方針決定。翌月、米国務省が対抗措置を警告し、外交問題となる。日米航空交渉により合意、同年5月8日初便就航。
2005年NYKが持株比率50%以上とし連結化。
2009年JALの航空貨物とコードシェア便。
2018年再度ANAと業務提携合意。同年カーゴルクスと提携。
2023年 NYK保有株をANAHDが取得。ANAグループに。
<参考>
日本貨物航空株式会社 NCAヒストリー 第一章 開業前史 https://www.nca.aero/profile/history/
フライング・タイガー・ライン アメリカの貨物航空会社
フライングタイガース 日中戦争時に中国国民党軍を支援したアメリカ合衆国義勇軍 (American Volunteer Group; AVG) の愛称
横浜工作所、サスペンション船を出展。CTVなど新造参入も視野 2024_03_26
豪州のノーティ・クラフトが開発・設計。動画が面白いです。油圧アクティブサスペンションでギコギコしながら波の衝撃を逓減してくれる。動画見るのが速いです。やるじゃんオーストラリア。バスに乗って立っているときの足のようじゃ。スキーの時の脚か。
車でもアクティブサスペンションが進化中。カメラで地面の凹凸を読んでサスペンションに反映↓
F1やセリカ、インフィニティなど。一時流行りました、アクティブサス。こんなの知ってるのおっさんだけ。当時は高いだけで実用性が無かったので消えちゃった。オプションで100万円とか。
井本商運、「みかづき」就航。陸電受電設備 搭載2隻目2024_03_26
停泊中の船舶はエンジンを動かして必要な電力を得ているが。陸上から電力を供給することで賄う方法が陸上電力供給(陸電)。係留中エンジンを止めて船員が船内で過ごすことが可能となる。
お読みいただきありがとうございます。
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