皮膚病変の相談を受け、それは大変だと、解決法を考え私は真面目にアドバイスする。チリチリして赤くなっている、だが疱疹はない。帯状疱疹の初期かもしれないと返答。確認のため追加質問、それに対してソヤツは話をそらし、はぐらかし、別の今日面白かったことを思い出して話し出す。わしの質問聞いてる?すぐ答えないのが女の甘えであると答えない理由や仕組みを自分で説明しやがる。そうならば仕方あるまい、男の度量がためされている、多少は妥協しようとしてみるのではあるが、やはり生真面目でせっかちな性分の私は早く解決に至りたい、次第に腹が立ってくる。なぜ解決への道筋に立ちはだかるのだ。すぐに答えに至ることをわざわざぐるぐる回り道したり道草を食ったり、違う方角から光をあてて、話のネタにしようとするのか、全く解せない。近所の内科医のおばあちゃんが金髪で、とか、おじいちゃん先生のくせにED治療やっているとか。。。どうでもいいから。。話を逸すな。
「ほら怒った、そうやっていつも怒る、だから相談したくないんだよねー、つまんない」と。
「帯状疱疹かもしれないから皮膚科にイケ!治療するならなるたけ早い方がいい。ウイルスが倍々でふえてくんだぞ。後遺症が。。」
「どうしてそんなに怒るの。そんなふうに日ごろ怒って仕事してるの?」
「うううう」
「ん゙ぶ~ん゙ぶ~って、泣くみたいな悔しそうな声、こういう時に出すよね、根を上げたときってわかるよ。じゃあそろそろ教えてあげようか。」
どうぞ頼むからお答えください。。アーモーメンドクサ。女つーのは話をややこしくすることに神様から使命でも帯びてるのか。めんどくさくしないと死んでしまう病気なのか。
「・・・で、その薬大丈夫なの?抗ウイルス薬っていうのは良いウイルスもやっつけるんじゃないの?ほれ、あの抗生物質飲むと腸内善玉細菌がやられて下痢するじゃん。」
「あー(笑)、良いウイルスなんてあるはず、聞いたことないが・・いや待てよ・・・調べるわ・・」
あるのだ、良いウイルス。ただし、人の体ではなく、海洋の話だが。赤潮を防ぐのは海棲のウイルス。均衡を成立している間は赤潮が起きない。その他健全な植物に共生するエンドルナウイルスというものもある。
抗ヘルペスウイルス薬は、非病原性ウイルス(そんな言葉があるのか知らんが善玉ウイルス)による体内の平衡を破壊するだろうか。抗生物質を飲むと腹を下すように、抗ウイルス薬でウイルスの均衡が破られて体の不調が現れることがあるだろうか。
道草や自由な発想をもう少し楽しまねばならない、既存知識にとらわれすぎて、せっかちである、と反省しました。
コメント
表と裏があるように、善と悪も対かも知れませんね。
例えば発酵食品の酵母は「善」だけど腐らせる菌は「悪」
コレステロールも「善玉・悪玉」があります。
あ~っそれと相談相手の方にこのブログを読んでもらうことも必要かと(笑)
役に立つものを発酵、役に立たないものを腐敗というふうに、起きている基本現象は同じでも恣意的に呼ぶもののようです。
善悪の二元論は説明としてはわかりやすいですが恣意的になりやすいです。
常に100%の善はなく、視点を変えると善悪は逆転しますし、歴史観などに持ち込むと説明道具以上の検証を失った盲信につながり得ます。
海洋ウイルスに関してはバランスを保つウイルスを仮に良いウイルスと説明されているようです。
赤潮は良いウイルスがいると蔓延れないけれど、仮に赤潮さんの視点に立てば途端に「悪いウイルス」になりますね。