富士重工の車の作りは2000年当時としては足回りはリジッドでロールが少なく余力のある加速をし、試乗してすぐに気に入り購入し20年のりました。車好きが一所懸命に真面目に作っている感じがしました。あれから富士重工をのりつぎ24年乗っています、親にも一台スバル車をプレゼント、利益率は悪いけれど富士重工の株も買いました。好きな会社の株を買うというのはありだと思います、中身がよく分かるから。
スバルは飛行機やヘリも造る技術があります。最近スバルはUH-2(ユーティリティヘリコプター)を陸自に納入しその運用が始まりました。
スバルの前身は1917年創設の飛行機研究所で、海軍機関学校出身の中島知久平さんが軍籍を離れて民間での航空機製作を目指したところが端緒。そして中島飛行機。陸軍航空部隊の主力戦闘機、九一式戦闘機、九七式戦闘機、一式戦闘機「隼」、四式戦闘機「疾風」、二式戦闘機「鍾馗」、一〇〇式重爆撃機「呑龍」を製造しました。大東亜戦争時は世界有数の航空機生産会社でした。中島飛行機はエンジンメーカーとして、川西の紫電改向け「誉」、一式隼や三菱零式戦闘機向け「榮」を生産しています。
九一式戦闘機
九七式戦闘機
現在SUBARUの宇宙航空事業の売上収益全体に占める割合は2.1%、ボーイング787の中央翼、自衛隊向け練習機なども作っています。
不穏な隣国に対するための防衛予算増もあり、三菱重工、川崎重工など他の防衛関連も決算が良いようです。SUBARUでは防衛、民間、ヘリコプターすべての事業で航空宇宙事業の納入受注が増加しており、近年にない動きだと思います。
787、UH-2の売上の増加で売上収益は1043億円と前期に比べ253億円(32.0%)の増収となり、利益も改善、24/3は4期ぶりの黒字になりました(上図のその前のFYまでの図表)。UH-2は既存のUH-1のメインローターが2であったのから4に、エンジンは双発化、最高速度、航続距離、輸送量ともに大幅にアップしました。150機をUH-1Jから更新する予定です。多用途で自動制御(自動操縦)付で高性能。災害時の人命救助活動にも使う機体のため我々国民のためにも、そして我が国の防衛の鍵となる兵站確保のためにもUH-2は地味だけど、良い活躍をするでしょう。SUBARUの製品の信頼性が高い背景に、戦争中に培われた技術や精神が連綿と現場に引き継がれているからと想像します。でも、別にSUBARU好きじゃないんだからね。。
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