國體の本義(日本とはどのような国か)

国体、運動会ではなく、護持の方。国体の意味が自分でよくわかっていなかったのでお勉強。国体だと国民体育大会ポイので、國體と以下記載します。

文部省が1937年に発行した教科書「國體の本義」。GHQ発禁本は日本文化について単純明快に書いてあるので紐解いてみました。國體の本義は一言でいうと、天皇の御親政のこと。西洋流の法治ではない。

・大日本帝國は万世一系の天皇皇祖の神勅を奉じて永遠にこれを統治し給う。これ、我が万古不易の國體である。

祭祀の最頂点に位置し、千年以上今に至るまで国民のために祈ってこられた天皇の徳によって世を治め、国民は天皇の徳にならって行動する。落書きをしたり盗みをしたりせず、日本の治安が総じて良いのは日本人に天皇の徳が行き渡っているから。戦後押し付けられた民主主義も自由主義も個人主義も國體にはそぐわない。法治国家というより徳治主義の国なのだ日本は。個人個人の徳に支えられているから、法は無くても機能する。

あ、でも、十七条けんぽー、ブケショハットとか。ああいっぱいあった。こんでんえいねんしざいほう、はんでんしゅうじゅのほう、治安維持法、とか。我が国の基本は徳治主義だということです。それらの法も徳治主義に基づくもの。国民も頑張って徳を積み、天皇の御親政を補佐する、それを國體。

國體は、幕末に水戸学から始まり明治憲法や教育勅語に続くなかで、外国への危機感を背景に固まりました。神国の概念は三韓征伐や蒙古来襲のときからあり源流は古い気がします。現今日本を取り巻く状況は危機的であり、対応する政治家もポンコツ二世議員ばかり。有事に國體の考えかたが復活してきたことを鑑みると時が熟していないか。

一週間お疲れ様でした。処暑を過ぎ、少し凌ぎやすくなりました。どうぞ良い週末をお過ごしください。

<参考>

國體の本義 https://ja.wikisource.org/wiki/%E5%9B%BD%E4%BD%93%E3%81%AE%E6%9C%AC%E7%BE%A9

コメント

  1. gagehamodoki より:

    台風の影響は如何ですか?
    来るのか来ないのか、いつ「来るのか?
    けっこう振り回されましたが、こちらは幸いにも現在のところは軽傷です。

    法治国家というより徳治主義と言うのは分かるような気がします。
    日本は個人個人の徳やマナーに支えらえた社会ですよね。
    だんだん失われつつあるように思いますが・・・

  2. yopioid より:

    こんにちは、いつもコメントをいただきありがとうございます。
    こちらは台風の影響は少なかったです。アゲハモドキさんの地方は大変だったみたいですね。
    被害に遭われた方をお気の毒に思います。
    以前、千葉の台風が酷かったときは倒木のみならず、
    台風が過ぎたあと落鳥を無数に認めました。
    外で暮らす鳥は大変だ~、と。

    先人が後世のためにしてくださったことや残されたこと、
    「人に迷惑をかけない」「困っている人を助ける」「先祖を敬う」などは、
    戦後急に始まったのではなく、古代から受け継がれていることだと思います。
    戦争中だけその徳目が失われたなどとはちょっと考えにくいです。
    地震や災害のたびに日本人の道徳が外国人によって持ち上げられますが、
    そんなに珍しいこと?、と逆に思います。