利益を確定すべきではない、という話。
利益確定した場合、複利効果が2つの点で失われる。
・利益確定すれば国に20%納税せねばならない分、資産が目減りする。
・利益確定すればその後の配当が受けられない。
課税の繰り延べ(今やらずに将来やること)によって手元資金が増える。成長の加速は手元資金の量に依存する。今課税すると手元資金が減り、生まれていたはずの利益をも失う。課税を繰り延べして現在運用資金をより増やすこと。株式投資の場合は利益確定しさえしなければ半永久的に課税を繰り延べできる。株式投資では利益確定の義務すらないのに利益確定したがる人が多い。気持ちはわかるがしないほうがいい。
例えば、雪だるまを転がす。少し大きくなった分を利益確定報告して利益の20%の雪を上納(=雪だるまを敢えて小さくする)、手数料分の雪も上納。税金と手数料分だけ小さくなった雪だるまを、再び転がすために手数料をまた払って開始するのは不利。
税金と手数料で減損させず、雪だるまをずっと転がし続けて(退屈で地味だが)大きくし続けるほうが雪だるま自体の育つ速度があがる。課税を今やるか将来やるか。将来やったほうがいい。今利益確定しないほうがいい。
複利効果は、配当再投資と、課税の繰り延べの2つの要素により、運用に回せる資金が増えることによって生じる。実際の運用としては「買ったら売らない」そして「配当を再投資する」この2つ。
株式はその会社を部分的に買うことであって、一旦買ったらよほどでない限り売らない覚悟をすべきだが、どうしても利益確定をしなければならない場合、それは価格が上がった下がったではない。次の通り。
1️⃣その会社の技術が先進性、優位性、独占状態を失ったとき(Economic Moatがなくなったとき)。
2️⃣その会社の社会的必要性がなくなったとき(新聞、テレビなどの時代遅れのメディア)。
この場合はいくら利益が乗っていても、いくら損失していても、上がっていても下がっていても売るべきで、自分の間違いを認めるべき。
まとめ
利益が乗ったら売る、下がったから売る、これはお金が増えない。
・利益が乗っても(複利効果を考えて)利確しない
・市場価格が下がったときバーゲン価格で買う。スーパーの半額寿司と同じで味が変わるわけではない。◯◯ショックのときに恐れず買う。2026年、次の世界的大暴落は中国絡みであろう。
・銘柄、会社、社長さんに感情移入してはいけない。会社が優位性を失ったと判断したときに非情に手放す。

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