・アメリカは中国の緩徐な弱体化を目指している。これは第一次トランプ政権時代から一貫している。ここから逆算する。
・関税障壁は最初から中国を狙い撃ちにしている。
・反射的に中国だけが報復関税を設定し、報復措置を出さなかった国とは協調的に関税引き下げ交渉を行っている。この交渉の過程で経済のブロック化が形成されると考える。
・米国は敵対者にさらなる関税を強化するという体で、結果的に中国だけ関税を強化することになる。世界に一律に関税を課しているように表向き見えるが、中国の囲い込み政策につながる。
・米国の保護貿易政策が、結局はブロック経済による囲い込みにつながる。
・東南アジア諸国を迂回した中国の輸出も不可能にすることが狙い。これが完成すると中国の経済はかなりきつい。そもそも米国の開放政策が中国を肥らせてきた。その巻き戻し。
・真綿で首を締めるようにじわじわと利益を失わせ、ひいては中国共産党政権を崩壊させることが狙い。
・ソ連を崩壊させるために戦後対ソブロック経済と中ソ分断を計ったことと同じ。ジョージ・ケナンの立案。大きな戦争を回避しつつ弱体化を目指す。マーシャル・プランやNATOの設立もその目的から。
・中国以外の米国同盟国に影響が及んだとしても、中国の国力が究極的に弱まればよい、それが最終目標でそこから逆算している。同盟国への関税はおそらく緩和的になると推測する。
・いち早く報復関税を設定し敵対的行動をした国を冷遇し、協調的な国を厚遇。メンツを重んずるあの国が脊髄反射でそうすることは予想されたこと。
・ロシアに関税強化をしなかったことはブロック経済の戦略にロシアをとりこみ、中立になるよう念頭においているため。ソ連囲い込みのためにかつて中国を引き剥がしたのと同じように。
というような夢を見ました。
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