水上飛行機

DHC-6-300 Twin Otter

インドの西側の海、モルジブのあたり。De Havilland Canadaの DHC-6-300 Twin Otterのフロート水上機が沢山飛んでいる。駐機場が港のよう。着陸後海上をタクシーし接岸、船のように舫う。海水に降りても着陸は”Landing”である。ちなみにotterはカワウソ。

6:50あたり、クロスウインドでの着陸。

我が国での水上機利用

新明和工業の飛行艇US-2 は、海上や離島での救助・支援活動に貢献。新明和工業の前身川西航空機では九七式飛行艇(川西式四発飛行艇)が作られた。フロート水上機としては九五式水上偵察機、零戦を改造した二式水戦(中島飛行機)、強風(川西航空機)がある。潜水艦艦載偵察機もあった。南洋諸島の戦略上水上戦闘機が有効と考えられた。

戦後は1960年頃までは陸上滑走路がまだほとんど整備されておらず、水上機が利用された。日東航空は水上飛行機を主力とした会社。

水上飛行機ビジネスの実現性について 野村嘉彦 より引用。
新明和工業の飛行艇US-2

二式水上戦闘機、二式水戦
強風

強風が完成した頃には水上戦闘機の出番がなくなり、陸上戦闘機の紫電に設計変更、紫電改の母体となった。

紫電改三(N1K4-J)試作機

1944年松山基地で編成された第三四三海軍航空隊(通称「剣」部隊、「三四三空」)に紫電改が優先的に配備された。1945年7月、200機の米軍を迎撃するために出現した20機の紫電改のうち1機が海中より引き上げられ、展示されている。国内で見ることができる紫電改はここだけ。

紫電改展示館 · 〒798-4353 愛媛県南宇和郡愛南町御荘平城5688
★★★★☆ · 戦争博物館

海外での水上飛行機利用

カナダバンクーバーでは国民の足として定着している。

<参考>

Researcher Report 水上飛行機ビジネスの実現性について (ANAの研究所)

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