
教える、というインドネシア語がmengajar。ajarが幹となる音で、mengが付いて他動詞mengajarになる。ajarの派生語として、ajaran教義があり、宗教用語かなと思い、ふと千日回峰行者の阿闍梨様(アジャリ様)を思い出した。
結論として遠い親戚のようだ。ajarと阿闍梨ともにサンスクリット語のācārya(アーチャーリヤ)=「教師」「導師」 に由来。インド仏教が中国に伝わって阿闍梨と音をあてた。日本でも高僧、指導者の意味になる。
イスラムが拡がる前時代、インド文化が東南アジアに広がり、サンスクリット語が伝わった。日常語になったのがajar。インドネシア語をやっているとサンスクリットの語彙が増えて面白い。

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