日本海事新聞の見出しから 2024.2.20-

飯野海運、アンモニア燃料切り替え可能。三井物産向け、革新運搬船 竣工 2024_02_20

新造アンモニア運搬船「GAS INNOVATOR」(2万3000立方メートル型)米船級協会(ABS)からアンモニア燃料船化の基礎認証を受けて設計・建造された世界初のアンモニア運搬船。三井物産による日本などへのアンモニア輸送に従事する。韓国の現代尾浦造船に発注。JERA碧南火力発電所(愛知県碧南市)で2023年度内に開始されるアンモニア燃料による大規模実証試験に必要なアンモニアの輸送を担う予定。

JERA碧南火力発電所(愛知県碧南市)

GAS INNOVATOR 現在位置 https://www.vesselfinder.com/vessels/details/9958688

古野電気、リベリア主管庁から承認取得。VDRの遠隔APT可能に 2024_02_20

古野電気HPより引用。”船の健康診断(年次性能試験 APT)を遠隔で”できる。

リベリア籍船の年次性能試験において、遠隔実施が可能に

古野電気株式会社(本社:兵庫県西宮市、代表取締役社長執行役員:古野幸男、以下、当社)の船舶向けリモートモニタリング&トラブルシューティングプラットフォーム「HermAce」は、航海情報記録装置「VDR」の年次性能試験(以下、APT)の代替手段として、リベリア主管庁に承認されました。

「HermAce」は以前から、パナマ籍およびマーシャル諸島籍の日本海事協会登録船で承認を取得しています。今後は「HermAce」を搭載したリベリア籍船においても遠隔での「VDR Remote APT」が可能となり、デジタル技術を活用した試験手法の普及が期待されます。

「HermAce」について

「HermAce」は、船舶に搭載した当社の航海機器や通信機器のデータをデジタルツイン(仮想空間に再現した複製)技術を用いてリアルタイムに陸上で収集・保存・監視するサービスです。本サービスにより、障害の原因を素早く把握し、具体的な解決手段に導くことができます。さらに、リモートで監視・保守を行うことで、機器の故障予知や予防を図ることも可能です。また、豊富な経験から得たナレッジを蓄積し、潜在的な課題を可視化することで、航海の安全・安心に貢献します。
「VDR Remote APT」について

「VDR」の APT は、有資格者(以下、エンジニア)によって毎年行う必要があります。従来の APT では、本船に訪問して動作と航海情報の記録を確認する必要がありましたが、船舶に「HermAce」が搭載されている場合においては、オンライン環境を使用して事務所にいながらでも VDR データを抽出できるようになりました。また、リアルタイムデータと履歴を活用したリモート診断、定期検査に必要なデータの取得・変換・記載などの準備を行い、エンジニアがログなどのエビデンスに基づいて確認することで、従来と同等の性能試験を実現します。さらに、訪船による調整やエンジニアの訪船にかかる時間を低減することで、検査コストの削減も期待されます。

「HermAce」の詳細は、以下の特設サイトをご参照ください。
https://www.furuno.com/jp/merchant/hermace/

BEMAC、スイッチ社買収完了。欧発電機メーカー、三井物産と共同 2024_02_22

スイッチ社は、永久磁石同期機(Permanent Magnet Machine「PMM」)および直流配電盤・モータードライブインバータ、高速誘導電動機のメーカー。

スイッチ社のPMMは、風力発電用発電機、大型商船の軸発電機や電気推進船の推進モーターに使用され、従来型の同期発電機・誘導電動機と比較して、高効率、小型、軽量、メンテナンスフリーなどの特徴を備えています。効率的な風力発電や、船舶のエネルギー効率の向上による燃料費の削減により脱炭素化に寄与します。国際海事機関の掲げる「2050年頃までに温室効果ガス排出ゼロ」を背景に、今後の成長の余地が大きいと見込んでいます。

BEMAC社より引用

PMSM(永久磁石同期電動機)駆動音集

イチケンさんの永久磁石同期電動機解説

PM同期モーターについて https://jeea.or.jp/course/contents/07111/

三菱重工マリタイム、巡視船「はてるま」引き渡し。尖閣警備の新鋭船 2024_02_26

海上保安庁向け1,000トン型巡視船「はてるま」

向島ドック、内航業界の課題解決へ。「むかいしま」竣工 2024_02_26

リチウムイオン電池搭載型電気推進貨物船『むかいしま』が就航

880KWのLiB(リチウムイオン電池)と電気推進システムを併用し、最適な制御・マネジメントを実施する事で、省エネ、省労力、高安全性、簡易かつ精度の高いメンテナンスなど様々な運用効果を得る事が可能となっています。その高経済性・低環境負荷性能は基より近年の内航海運業の改善テーマである船員労務負荷低減・船内環境改善効果が実現されれば内航貨物船のモデル船型となり広く普及する事も期待されています。

向島ドック株式会社より引用

米国、中国製港湾機器の監視強化。三井E&S系、30年ぶり国内生産も2024_02_27

中国製港湾クレーンはスパイ兵器、レノボ、ファーウェイ、ときて、今度はクレーンも!で、米国内で作ることに。三井ESの子会社。

関連 米下院共和党議員団、中国港湾クレーン企業に質問状を送付、サイバーセキュリティーを懸念 (JETRO)https://selectcommitteeontheccp.house.gov/media/press-releases/gallagher-house-homeland-security-committee-leaders-demand-answers-ccp-backed

中国製品は中国共産党の補助金で極端に低い価格を提示してきた。

JERA、豪ガス田権益取得。LNG年120万トン、18航海分 2024_02_27

西豪州沖合のスカボローガス田の権益15・1%を取得

JOGMEC資料

ボローって、イギリスのエジンバラのバラと一緒。ハンブルグのブルグと同じ。borough=fortress。スカボロー・フェアのスカボローと同じ。

ナカシマプロペラ、技術セミナー。新ALS実船搭載へ 2024_02_27

周期吹き出し式の空気潤滑システム。摩擦低減効果。

要するに気泡を用いた摩擦低減。

三井E&S造船・ENEOSオーシャン、全基幹船隊に搭載。離着桟支援装置、VL9隻・アフラ3隻 2024_02_29

船載型の離着桟支援装置 3年前の実証実験。3年で実装できるんですね、進んでますね。

BEMAC、インドネシアでDPS初受注 2024_02_29

DSP Dynamic Positioning System 自動船位保持装置

風潮流などの外力を自動で計算し、船舶を定点で保持したり、予め設定したルート上を航行させることができ、海上の一点に留まり作業をする海底ケーブル敷設船、洋上風力発電関連特殊船、ならびに海底油田関連のオフショア船などに必要不可欠なものです。

MOLより引用

シンクロナイズドスイミングの脚のようなもの。。

MOLCT、フェアフィールド全株取得。船隊117隻 世界最大級に 2024_03_05

MOLケミカルタンカーズ が、シンガポールのケミカル船社を買収。三井化学はコケてるが・・・

邦船オペ、定期用船のPO行使。中古船売却、短中期に切り替え 2024_03_06

パーチェス・オプション(購入選択権、PO) 用船契約の終了後に、海運会社が用船していた船舶を買い取る権利を持つこと。

用船する側としては初期投資を抑えられ、軌道に乗ったらオプション行使という選択ができる。

今治造船今治、64型バルカー「ISABELLE M」2024_03_06

【特徴】
・貨物艙と荷役性
共通構造規則(CSR BC&OT)の適用を受けるハンディマックスサイズのばら積貨物船であり、固体ばら積貨物の積載に適した構造とすべく各貨物艙にはトップサイドタンクとホッパータンクを共に設け、前後方向に開閉するフォールディングタイプのハッチカバーを採用し、貨物艙口を大きく確保させ荷役性も高めています。また、甲板上にクレーン4基を装備、荷役設備の整っていない港湾でも荷役を行う事も可能です。

・対応貨物
穀物や石炭はもとより鉄鉱石やセメントといった高比重貨物、スチールコイルや長尺鋼材といった製品貨物に対応するほか、国際海上固体ばら積貨物コード(IMSBC Code)や国際海上危険物コード(IMDG Code)にも適用、様々な貨物に対応しています。

以上今治造船株式会社より引用。

今治造船広島、5920TEU型コンテナ船「OOCL BREMERHAVEN」2024_03_06

【特徴】
・積載能力
5,920 TEU相当のコンテナ積載能力を持つコンテナ専用船であり、デッキ上には最大3段のラッシングブリッジを備えており、ホールド及びデッキ上において多数の冷凍コンテナを積載できる他、IMDG Code(国際海上危険物輸送規則)の適用を受ける各種危険物の積載にも対応しています。

・環境対応
大気汚染防止のためNOx3次規制に対応すべく、主機には排ガス再循環システム(EGR)、発電機関に選択触媒還元装置(SCR)を搭載しています。また、プロペラ付近に装備した省エネ付加物や海水との摩擦を低減する船体外板塗料の適用等により、推進性能・環境性能の向上が図られています。これにより、本船の二酸化炭素放出抑制指標EEDI(1トンの貨物を1海里運ぶ際に船舶から放出される二酸化炭素量)は規則基準値からの削減率は最新要件を大きく上回る値となっています。さらに、環境保全対策としてバラスト水処理装置や、シップリサイクリング条約に基づくインベントリリストも搭載しています。

今治造船株式会社より引用

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