初めての金沢、日帰り。きれいで歩きやすい街でした。貸し自転車が随所にあり、バスもよく走っています。観光しやすいです。
2つほど感想を。
- 金沢の街に、霊の字をよくみかけたこと
- 中京の影響を感じたこと
霊の字をよく見かけたことについて。霊というと、幽霊とか心霊写真のイメージが先に来てしまう私ですが、金沢の霊は「優れた」の意味で専ら使われています。
金城霊沢は金沢の語源になった場所。龍神様が住んでおられます。付近の金沢神社では学問の神様道真公を祀っています。
近衛文麿さん揮毫の「霊泉」。元湯石屋のお湯がすばらしいので「霊泉って呼ぼう」と良い意味で「霊」を使っている。https://www.motoyu-ishiya.jp/history
金沢の武家屋敷群近くを散策していると、聖霊病院などの聖霊とつく施設、金沢聖霊修道院聖堂(大正昭和に滞在したスイス人建築家によって建てられたカトリック教会)がありました。聖なる神の御霊からでしょうか。静岡にある聖隷三方原病院もクリスチャンの病院ですが、せいれいの「れい」の字が異なります。
霊とは。神の御霊(みたま)、万物に宿る霊(たましい)の意味、そして、不思議な、神聖なの意味もあって霊感、霊泉、そして優れたの意味で、霊知、霊妙と使われます。
もとは霊はこう書きました。
雨乞いをする巫女さんの様子。ロロロが雨をうける容器3つ。雨乞いの容器を3つ並べて巫女が祈りを捧げる様子から来ているとのことです。鈴木誠也がホームランを打った時神ってる(素晴らしい)、と言うのと、霊が「素晴らしい、優れている」になるのと似ているか。霊は良い意味の褒めたり崇めたりする言葉と再認識しました。おばけだけじゃない。。
もう一つ忘れてはならない霊のつくものが石川に。古くから霊山信仰の聖地として崇められる「霊峰白山」です。白山信仰にも龍が出てきます。冒頭の金沢の語源、金城霊沢にも龍神様が住んでいます。ちなみに諏訪湖も龍神様がおられます。霊と龍神様と泉、そして山への信仰、修験。全部つながってんのかな?私にはさっぱりわかりません。
2.金沢は名古屋圏なのか?
中日新聞の看板がチラホラありました。金沢駅は名鉄バスが発着。名鉄系ホテルや名鉄系だった百貨店も近江市場近くにあります。名古屋系多いねと同行者に話すと、金沢の人が名古屋に憧れて行ったら大きい金沢と感じたらしい。
加賀の前田家はもとは東海出身、豊臣家の重臣。名古屋の金沢への影響はそのへんと関係がありそうだなあ、と思いました。金沢のお出汁は関西風の白だしで醤油からくない、またお醤油が甘めでした。前田家はもしかしたら今でも中日新聞を取って中京の情報収集をしている、、、、妄想ですが。
最後に、美味しかったお店、もりもりずし(近江市場)赤いかの下足、白身のアラ汁、石川の三点盛りなど、何を食べても美味しかったです。帰ってしらべたら関東圏にも金沢のもりもりずしの支店がありました。なーんだと思う一方でこれは行って見ねば!と。
兼六園で写真撮ってと外人さんにたのまれること数回、なぜか台湾人ばかりでした。キカイタイソウみたいにポーズしやがって、ハートの形を二人でむすんでいるのを撮らされ、可笑しくて手がヒクヒクしました。台湾人のポージングは独特で良いけど恥ずかしくないんかなあ。
兼六園の鴨ちゃん
行きの飛行機から見えた風景など。
乗鞍岳が見えました。フニックリ、ノリックラ。イタリアの民謡。
フニクリフニクラはナポリ民謡です。
霊峰白山も見えました。
黒いところは水田。茶色いところはひょっとしたら二毛作かも知れない。麦かな。北陸は六条大麦の生産が国内の5割あります。トップスリーが福井、富山、石川。六条大麦は麦茶の材料これからの季節お世話になります。
お読みいただきありがとうございます。皆様どうぞ良い週末をお過ごしください。
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