人形町

戦火を免れた古い家屋が人形町には残る。観光地化されやや興醒めの目抜き通りに対し、路地に入ると渋い家が並んでいて大変風情がある。緑青色の銅板壁も見られる。

甘酒横丁に甘酒屋はなかったが、小網神社から水天宮に移動する道すがら、賀茂鶴やその他の酒造の支店があった。酒問屋の名残だろうか。七福神を回ったが、混んでいたのは小網神社と水天宮で、前者は金運祈願、後者は子供連れが多かった。その他のお宮は閑散。

コメント

  1. agehamodoki より:

    人形町へ出かけられたのですね。
    隣町の箱崎に勤務先があったので懐かしいです。
    兜町も近く、けっこうお高い店もありました。
    そう言う意味では新旧、そして高低共存する街でした。

  2. yopioid より:

    いつもコメントありがとうございます。旅から昨夜帰り、返事がおくれましたこと、おわびします。
    むかしの人形町を扱った小説を読んで興味を持っていました。三味線とタイコの聞こえる元吉原の痕跡を探して行ったので、新旧が織りなすつぎはぎのタペストリーの中で、自分の歴史妄想に合う構成物にしか興味がもてないという、相当身勝手なお散歩でした。対して、アゲハモドキさんは新旧の人形町を生活圏としてバランスよくご存知のようですね。
    歩き疲れた私は、歴史がどうのという割に今半の二百円のコロッケを二つも食べて、人形町とはこういう味なのだ、などと一人ガッテンしたり。実は何もわかってない、典型的な観光客です。

  3. 洋子 より:

    この佇まい、たまりませんね。
    壁の絶妙な汚れ具合に
    物語を感じたりします。

  4. yopioid より:

    同じ部族ですね。古いお家に妄想してしまいます。