ガーコ

お客さんの老夫婦から聞いた話。

旦那さんが病気を患い半身に後遺症が残った。退院後そのご夫婦は散歩を習慣とした、リハビリを兼ねて。散歩の経路にガチョウが一羽いた。老夫婦はガーコちゃんと名付けて毎日餌をやって可愛がった。ガーコは老夫婦がやってくるのを見ると羽を広げて毎日喜んで近づいてくるようになり子供のいない老夫婦は孫のように可愛がった。定期でおいでになっても嬉しそうにガーコの話、ガーコの写真を持ってきて見せてくれて可愛いんですよ、孫みたいにと。

ある日その老夫婦が沈んだ様子でやってきた、ガーコが死んだと。斜面に倒れていたため手が届かず撫でることもできず、花を買ってきて手向けてお別れとした。その老夫婦はガーコのいた場所をその後も散歩し続けて毎日手を合わせた、雨の日も。寂しいので渡鳥の沢山やってくる袖ケ浦公園を散歩コースに加えて眺めることにした。

しばらくしたある日、ガーコの死んだ場所にガーコのお墓が不思議なことに建っていた。それも大人がこしらえたと思われるほど立派なお墓で老夫婦はたいそうびっくりした。誰かがこっそり老夫婦の様子を陰で見てお墓を建ててくれたのか。または老夫婦とは別に、顔を合わさなかったけれど他にも可愛がっていた方がいたのかも、と。墓参の時、プッ!と鳴らして通り過ぎる軽トラックがあるという。

コメント

  1. 素敵なお話です。
    みんなに愛されていたんですね。

    生き物の死はどんな種類であれ悲しいです。
    私は小学生の時、妹が幼稚園で貰って来たひよこを飼ってました。
    一緒に庭を走ったりして遊んでいたのですが、段々元気がなくなり、最後はぐったり横になって、名前を呼ぶと目を開けるって感じで。段々それもなくなり死んでしまいました。。。
    それ以降、生き物を飼うのは苦手です”(-“”-)”

  2. agehamodoki より:

    素敵な話ですね。
    私も老いぼれて、遠くへ出かけられなくなったら
    身近な川沿いを散歩しながら、
    カモやカワセミを眺めて暮らしたいです。
    そんな鳥の中に「ガーコ」がいれば最高ですね。

  3. yopioid より:

    悲しい(´・ω・`)。。ヒヨコは可愛いから余計悲しいです。学校帰りにカラーひよこが売られていて可哀想なので親にせがんで買ってもらったものの、それほど長生きせず、同じような体験をしました。金魚でも。完璧主義のせいか、死なれると自分を責めてしまうせいか、私も生き物を飼うのは苦手ですね。
    そんなわけもあって、小学生でも育てられる朝顔を今育てています。

  4. yopioid より:

    いつもコメントありがとうございます。
    目標がおありでいいですね。
    一つ何かを極めておきたいですが、あれこれ手を出す割には
    何もかも中途半端で趣味と言えるものがないのでアゲハモドキさんの集中力が羨ましいです。
    田舎暮らしには憧れます、田んぼや川や海で育ったので。

  5. yopioidさんもヒヨコを飼われていたんですね!

    私も、金魚やザリガニ、カブトガニ(学研付録(笑))などを飼ってましたが、何とも思わなかったんですよ。ザリガニなんか、次の日になると1匹減るみたいな感じでしたが…(^-^;
    でも、やっぱりひよこは悲しかったですね。
    私のような適当人間でも辛かったので、yopioidさんの辛さ、お察しします。。。

    朝顔、いいですね~(^^♪
    私は豆苗を育ててます(笑)

  6. yopioid より:

    学研のは多分カブトエビですよね、ミジンコのでっかいやつ(?)私も育ててましたヨ。もしや同世代。。。
    カブトガニは天然記念物でしたっけ。
    ザリガニは臭いので、世話をしないなら捨てなさいと怒られ、泣く泣く隣の田んぼに放ったら、
    数年後にザリガニの名所になってしまい子供ながら慌てたことがあります。
    やがてその田んぼもザリガニごと埋められ、住宅が建っています。
    思い出すだけで心がザワザワします。

  7. カブトエビでしたか!!
    そうそう、すごくちっちゃいやつ。
    てっきりカブトガニだと思ってました…。
    天然記念物のカブトガニが学研の付録だったら、すごすぎですね…(^-^;

    同世代だと思います。
    というか、勝手にそう思ってました(^.^)
    ちなみに私は米倉涼子と同級生です(^^)/

    ザリガニは祖父が近所の川で釣ってくれて、バケツに数匹入れてたら、1匹ずつ減りました!(゚д゚)! 世話も何も、1週間もしないうちに1匹になり、その1匹も死んでしまい、川に返しに行きました(^-^;

    yopiodさんのザリガニ、埋められちゃったんですね。。。
    その住宅には夜ごと、ザリガニの霊が…って違うか…(^-^;

  8. yopioid より:

    おお、同世代ですね。5歳上です。
    カブトエビ、寿司ネタぐらい大きくしようと思って育てていたのですが、
    もちろん大きくはなりませんでした。
    乾燥状態の卵がのりたまみたいな匂いがしたことをいまだに覚えています。
    正直美味しそうな匂いでした。食べることばっかり。。

    バケツのザリガニ、川への望郷の念にウナサレながら。。。切ない。
    私も子供の時オタマジャクシ50匹ぐらいバケツにとってきて、夏の炎天下に放置し(以下自粛)。。
    生き残った10匹ぐらいに足が生え手が生えて来ました。
    歩けそうになったころ、水を変えていたら逃げ出して小川に戻っていきました。
    よほどバケツが嫌だったんでしょうね。
    熱に強いカエルをセレクションしたのだと胸を張っており・・・(良いのか?ちがうちがう)。

    造成地に埋められたザリガニの卵がカブトエビみたいに乾燥状態に耐えるなら
    復活の日が近未来、あるに違いないです。

  9. やはりそうでしたか~。先輩!!(笑)

    寿司ネタ!(゚д゚)!
    そこまで大きくした人はいたんでしょうかね~。
    私は匂いがどうだったかすら覚えてないです…(^-^;

    バケツのザリガニは、きっと魂は川に帰ったと思います…。
    おぉ~、オタマジャクシをそんなにたくさん!!(゚д゚)!
    そして、炎天下に…(^-^;
    きっと残りの40匹は川にいても大きくなれなかったんですよ。。。

    なるほど、埋められたザリガニ。
    世代を超えて復活の可能性ありですね(^^♪

  10. yopioid より:

    梅雨が明けたかと思うとどえりゃあ暑いですね。
    魂は川に帰った。。。お彼岸もぼちぼち近いです。

    私の悪業、オタマジャクシの人権を守る市民の保護団体から吊るし上げられそうです。
    などと、豚の涙など一顧だにせず、豚肉を食べながら書いております。
    きっとタンパク質はアミノ酸に分解され、私の体内でそれをもとにタンパク合成され、
    つまり私の身体はブタさんで出来ています。ブウブウ

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