えびの高原、火山性酸性土壌、ツツジ科

硫黄谷温泉から見下ろす霧島市が、まるで雲海に埋もれているように見えます。

霧雨の中、えびの高原へ。霧島の語源は霧の海に浮かぶ霧島連山に由来するようです。

雨に濡れた透明感のある銀竜草(ギンリョウソウ)、土中から生えてきたばかりのように見えます。葉緑素を持たない植物で、別名”幽霊茸(ユウレイタケ)”、栄養源を菌に依存する従属栄養植物で、葉緑素を退化させた、とのことです。これ、れっきとしたツツジ科なのだ、どのへんがツツジ科なのだろう??と思ったら植物の分類学がDNA解析に基づくAPG分類に変わったからのようだ。

APG 分類体系と植物の進化 倉田薫子 より引用

フロンティア植物と言われるミヤマキリシマ。噴火が収まったあとの火山性土壌、つまりSO4-由来の酸性で栄養の乏しい土壌でもまず生えてくるから開拓者植物と言われる。酸性土壌を好むのはツツジに共通、日頃近所で見かけるツツジも酸性土壌を好み、それほど栄養を必要とせず、街中の道路端の排気ガス吹き付ける厳しい環境の植え込みでも健気に花を咲かせる。ツツジはタフな植物だ。火山性ガスにも平気なミヤマキリシマと、車の排気ガスもヘイッチャラな街中のツツジ。

アカマツも貧栄養の酸性土壌に生える。ミヤマキリシマの次に生えてきて、アカマツ自体はアレロパシー物質を出して他種の植物を枯らせる排他的性質を持つ。

酸性土壌を好む植物といえばパイナップルやブルーベリー。ブルーベリーも意外やツツジ科。パイナップルはパイナップル科の多年草で木ではなく”草”。サトウキビやコーヒーも酸性土壌を好む。サトウキビはイネ科で、コーヒーノキはアカネ科。酸性土壌好きが全部ツツジ科かと思ったらそうではなかった。そのうえでギンリョウソウはツツジ科なのだ。

霧島市観光協会ホームページより引用

火山性ガスに含まれる亜硫酸ガスによってススキに含まれるアントシアニンが赤くなるため、韓国岳周辺のススキは海老色に染まる。エビ野、えびのの語源だそうです。( ・ิω・ิ)キリッ

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