正しい腕の挙げ方

腕の挙げ方など普通は意識しない。世の中にはやってはいけない挙手の仕方がある。ローマ式の敬礼はナチスを連想させるから、ドイツの小学校では挙手する時そう見えないようにわざわざ人差指を立てて挙手させるそうだが、それもまた気持ち悪いと思う。自然に中指を立ててしまうと威嚇に思われたり、自然に小指を立てたらオカマに見られたりする。

肩甲骨を脱臼骨折したあと、上肢挙上のリハビリをしている。いまだ3ヶ月経ってもうまくできないでいる。正しい腕の挙げ方を忘れ、駄目な挙上の仕方が身についてしまった。良くない癖はすぐ身につく。それを叩き直されている。3つの筋肉の連関動作であると説明をうけるが一つ一つの筋肉に命じて動かすことなど簡単にはできない。1つに集中すると他の2つを忘れる。1つの筋肉に集中するとギクシャクして痛みが出るためまた代償が出てしまう。

先生(理学療法士さん)のおっしゃる事 正しい腕の挙げ方への道筋

・痛みを避けようと、代償が入って間違った動きになっている。上腕二頭筋や首の筋肉を使って代償している。やめないといけない。

・肩甲骨を下げた状態(肩甲骨下制)から上肢挙上し始めるのが1つ目のコツ。最初から肩甲骨が上に動いてはいけない。肩甲骨を下制するために広背筋を使う、広背筋が固いとうまく動作できないから広背筋をストレッチしたりしよう。

・2つ目のコツとして前鋸筋を収縮して腕を前方(または右斜め前)に伸ばし、肘も伸ばした状態で挙上を開始せよ。前鋸筋を使ってなるべく遠くおおきく。体幹に腕を近づけずに離そう。

・前鋸筋と広背筋、僧帽筋の下部を使って肩甲骨を背中側、下側にひきながら大きく挙上しよう。

広背筋

Anatomography – en:Anatomography (setting page of this image), CC BY-SA 2.1 jp, https://commons.wikimedia.org/w/index.php?curid=22732878による

肩甲骨下端から上腕の枝がある。これを使って肩甲骨を下に引っ張るのか。

前鋸筋

Anatomography – en:Anatomography (setting page of this image), CC BY-SA 2.1 jp, https://commons.wikimedia.org/w/index.php?curid=22208655による

前鋸筋は肋骨(第1~第9)から始まって肩甲骨の裏っかわを経て肩甲骨の内側に停止する。肩甲骨を前外方に引き、肩甲骨が固定されていると肋骨を引き上げる作用がある。前鋸筋は別名”ボクサーの筋肉”。

日頃意識せずに連動している各個の筋肉、前鋸筋や広背筋を個別に意識するとギクシャクしてしまう。健側で自然に考えずにできていることを不思議に思う。

左腕「右腕兄さん、ワシを見習えよ、フフフw.ホレこうじゃ、こうするんじゃ、簡単じゃのう。」

右腕「くそう、今まで利き腕のオレのほうが偉いおもうとったんのにぃ!!」

秋めいて来ましたね。皆様、どうぞ良い週末をお過ごしください。

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