甘味処 みつばち

御徒町駅から湯島天神のほうに、不忍池の南側を西にすこし歩くと、甘味処みつばちが左手にある。

甘味処 みつばち|甘味処|【公式】歴史ある黒蜜のお店
創業100年歴史をもつ“甘味処 みつばち”の公式ホームページです。甘味処 みつばちはこれからも変わらない美味しさで多くのお客様に愛され続けるお店を目指します。是非とも湯島にいらした際はお立ち寄りください。

甘味処みつばちは、小倉アイスを最初に作ったところで、氷業が発祥。他にあんみつ、つまり黒蜜をかけるアイデアを最初に始めた店。あんみつの黒蜜はどこでも今は定番の組み合わせになっている。森鴎外もここに小倉アイスを食べに来た。道路に面したショーウインドーには容器に入って持ち帰れるあんみつ、色とりどりのアイスクリームが並べてある。待っていると、割合年配の方が多く買いに来る。自分の注文の梱包を待っている間に、一つだけモナカに挟んだ小倉アイスをおばあさんが頬張っている。無表情でうまそうに頬張っていた。本当に美味いときは無表情。歴史も名声もあるのに虚飾のない店の雰囲気が実直そうでとてもいい。

程よい甘さの茹で小豆が散らしてあって糖液と一緒に匙ですくって噛んで潰すとパサパサしてなくてしっとりとして、素材の味がする。小豆の皮の味。小豆自体がうまい。普通の小豆ではないのだろうか。こしあんも爽やかで美味しい。小倉アイスは小豆を大量に使ってあって、小豆そのものという感じで美味い。

小豆氷菓つながりで、井村屋のあずきバーは硬度計ではかると石より固く、毎年歯を折る人がいるという噂がある。釘も打てるらしい。

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