朔日に朝お粥を食べる、という伊勢の風習を聞いて2021/05/01朝早起きして自転車で内宮へ。6時に到着もすでに「すし久」の整理券ははけていました。別の店の行列は五十鈴川の架橋に及び、別の店では行列が河原にまで伸びており、まるで税務署の行列のように長いので諦めました。月の初めの早朝にひと月無事に過ごせたことに感謝し、新しい月の無事をお祈りするのだそうです。
外宮のホテルまで自転車で戻り、近所で朝食を済ませることに。外宮と駅の界隈を徘徊、”昭和レトロ”という都合のよい言葉がなかったら人々はここを如何に呼ぶのでしょう。鉄さびの具合がいい味出してる伊勢駅前商店街。
この、和洋食・喫茶「若草堂」さんで朝食。
店外の情報量の多さもさることながら、店内に入れば金魚水槽があったり、アコヤ貝の貝殻で装飾された「パールルーム」という特別室もあるわで、にぎやか目。独特の世界観に圧倒される。インドのお祭りを見たときのようなケイオスさ。
年季の入った紫色の暖簾の奥で腰の曲がったおばあちゃんが天ぷら伊勢うどんを作ってくれている。生ビールもあるようだが、どの程度”生”なのか聞くのも野暮なので止めておいた。ほどなくカラクリ人形のようにおばあちゃんが「おまちどお様」と運んできた、おマチカネの伊勢うどんである。
キタ━━━━(゚∀゚)━━━━!!
硬めの衣に覆われた天ぷらたち。大変クリスピーで歯ごたえはまず申し分ない。なんたっておばあちゃんが作ってくれたのだから美味しいに決まっている。
天ぷらうどんの天地を裏っ返すと、伊勢うどんであることの何たるかが見てとれる。醤油・砂糖・みりんの深い甘み。ダシが入っているのかもしれない。
甘辛みりん味の濃いめのタレと柔らかいうどんの組み合わせ。すき焼きの最後のうどんを思い出す。
そして天ぷらなのだが、衣がもし花のように拡がっていたら表面積が多くタレを吸って辛くなっていただろう。つまりこのフリッター的な天ぷらは、濃いめのタレを吸いすぎないように工夫されたものだったのだ。計算しつくされたものである、恐るべし、おばあちゃん。
JRキハ75形で伊勢市から名古屋へ。「快速みえ」は日本最速の「快速」で最高速度120km/hr 平均も80km/hrを超える特急レベル。通過駅も多く特急レベル。特急を想定した高速な気動車が使われている。
特急「南紀」とすれ違う。向こうはキハ85形で特急だが、「快速みえ」と同じ速度で走る。飛行機にはバードストライクがある。特急南紀にはシカストライクがあり、このバンパーはウレタン製の鹿よけである。
線路脇は田んぼが続く、四日市以北は家や工場の煙突が多くなりガヤガヤしてくる。千葉の内房線が京葉工業地域と養老川の流域の農地が隣り合わせで、景色の雰囲気が少し重なる。伊勢市から北上するにつれ最高速度が上がっていく。
津から四日市の間は田圃の広がる中を高規格の線路が直線的に築堤されている。名古屋と伊勢鳥羽方面とを短絡するために他の線と比較すれば最近始まったこの区間(伊勢線)だが、経営難のため現在第三セクター伊勢鉄道となっている。第三セクターとなったあともJRの「快速みえ」「特急南紀」などが、伊勢鉄道途中駅には全く止まらないけれど、短絡線として利用を継続している。並走する近鉄に負けじと特急が走れるような高規格線路をJRが新幹線なみに作った、だからスピードは出せる。いざとなったら電化もできるように作られている。速度計をご覧あれ。
伊勢鉄道の各駅の青い列車を見つけた。イセIII形気動車。伊勢鉄道の位置は下図緑色の細い線の示す区間になります。短絡路になります。
名古屋で昼より飲酒しました。クラフトビールを3パイント、コンビニで台湾ビールを一本。昼間から酒を飲むという事自体に価値を感じる、哀しいサラリーマンの性でございます。
そのとなりにある味仙(みせん)へ。
牡蠣とネギのオイスターソース、青菜炒めと、定番の台湾ラーメン。画面ではお伝えできませんがニンニクがすごい。そして私には辛すぎます。同行者は完食。
穴子天丼、どて煮、味噌カツなど名古屋名物を平らげる壮大な計画をしていたものの余り食べられず、胃袋が2つ3つあればと嘆きつつ家路に。。また来ます。
コメント
朝6時でも整理券がもうないんですね!(゚д゚)!
すし久といえば、お昼にてこね寿司を食べました(^.^)
伊勢駅商店街、レトロですね~。
まるで映画のセットです(^^♪
ワイズマーケット行かれたんですね!!
美味しいですよね、ビール
その隣に味仙があったんですね~。
辛かったですか~?(^-^;
あの辛さが病みつきなんですよ~(*^^)v
昨日唐辛子たっぷりのを食べたのですが、味仙ネ、お尻がヒリヒリです。もうイヤン(´;ω;`)
すし久においでになったんですね!手こね寿司素朴で大好きです。
ホントはお粥を食べたかったんだけど、土曜と重なって観光客でものすごい人がいました。
伊勢の出身の方に伺いましたが朔日の朝粥は子供の頃からの行事で友達と連れ添ってたまに行くのだそうです。
伊勢志摩は良いところですね、もう一度生きたいです。
伊勢神宮に御饌を収めてきました。
↑間違えました。。。
ワイマーケットですね(^-^;
僕が間違ったかも。。。ワイマーケットブルーイングですね!
刺激物ですからね~。
男性のが激辛に弱いような気がします(^^;
私もどちらかというと胃腸は弱いのですが、食べちゃいます…(^-^;
そんなに混んでたんですね!(゚д゚)!
私が行ったのは、去年6月で、結構閑散としてました。
朔日の朝粥は、そんなに地域に根付いているんですね!!
伊勢志摩いいですよね。
最近行く機会が増え、再発見!って感じです。
私もまた伊勢神宮に行きたいです(*^^)v
いえいえ、私の勘違いです。
Y.のドットを’sと思ってました(^-^;
花より団子、神様よりお神酒メーンなので調子に乗りました。
伊勢志摩方面は三重の知人に会いに行ったぐらいで
名古屋も学会出張で行ったくらいで余りご縁がなかったので、
見るもの食べるもの珍しく楽しい旅になりました。
思っていたよりは混んでいましたよ。朝粥タイムの参道は特に。
遺跡も尋ねてみたかったのですが、もとがいやしいのか終始食うことばかりでした!
僕も、ワイズマーケットと友人に言いふらしてました!
まあ、名古屋は観光地じゃないですからね~(^-^;
いえいえ、食は重要ですから!!
もし、次に名古屋に行く機会があったら、「蓬莱軒」のひつまぶしがお薦めです(*^^)v
_φ( ̄ー ̄ )蓬莱軒のひつまぶし、、、メモしました!ありがとう( ̄▽ ̄)
私は松坂屋店に行くことが多いですが、お昼の時間は2時間くらい並びます”(-“”-)”
でも、夕方から夜はすんなり入れることもあります(^_-)-☆
平日はましかも?ですが、覚悟は必要です。。。
熱田本店は常に行列です(^-^;
以前行ったら4時間待ちでした!(゚д゚)!
(コロナ以前の話です)
交通の便がいいのは松坂屋店ですが、もし熱田神宮に行くのであれば、本店のお店で予約してからお参りというのもありかも?ですね(^-^;
(お店での予約はできますが、確か事前予約はできなかったような??すいません、あいまいで”(-“”-)”
熱田神宮に近いのは、神宮店でした(^-^;
すいません。。。
ご親切、ありがとうございます。
貴重な情報をありがとうございます。
地元の方も長時間並んで召し上がるものなのですね。
4時間!∑(゚Д゚)びっくりです。
一冊本が読めそうですね。
蓬莱軒の写真見るからに美味しそうデス!
ゴクリ( ̄¬ ̄)
松坂屋店は地元の人が多いですが、本店と神宮店は観光客が多いです。
並ぶものだと思って諦めてます。
ただ、4時間待ちは日曜日の昼間だったので、平日だったら違うかも?です。
当日は本をお持ちください。って違うか…(^-^;
調べたら神宮店は平日の昼であれば席のみの予約もできるそうです。
(会席料理であれば他のお店でも予約ができます。)
ひつまぶしのお店は他もありますが(他のお店でも並びます(^-^;)蓬莱軒が一番おいしいと思います(*^^)v
蓬莱軒、蓬莱軒、蓬莱軒。。。とyoutubeの蓬莱軒を見ながら寝たら夢に出てきました。
しばらくうなされそうです。ウナウナ。。