外房、万木城で見つけた花、なんだろう。
「花びら 6枚 互い違い 三枚ずつ」で画像検索。(この記事を書いた当時2020.4はAI画像検索が今ほど優秀ではなく、文字で検索していた(笑))
左から3つ目のムサラキの花、科学技術館メールマガジンに「内花被片 外花被片」とあり形態学用語のようです、これで検索。
左下、あっさり出てきた。「シャガ」めっけた(^^♪
シャガ(射干、著莪、胡蝶花、学名:Iris japonica)は、アヤメ科アヤメ属の多年草である。人家近くの森林周辺の木陰などの、やや湿ったところに群生する。開花期は4 – 5月ごろで、白っぽい紫のアヤメに似た花をつける。花弁に濃い紫と黄色の模様がある。根茎は短く横に這い、群落を形成する。草丈は高さは50 – 60 センチ・メートル程度までになり、葉はつやのある緑色、左右から扁平になっている。いわゆる単面葉であるが、この種の場合、株の根本から左右どちらかに傾いて伸びて、葉の片面だけを上に向け、その面が表面のような様子になり、二次的に裏表が生じている。シャガは中国原産で、かなり古くに日本に入ってきた帰化植物である。三倍体のため種子が発生しない。このことから日本に存在する全てのシャガは同一の遺伝子を持ち、またその分布の広がりは人為的に行われたと考えることができる。したがって、人為的影響の少ない自然林内にはあまり自生しない。スギ植林の林下に見られる場所などは、かつては人間が住んでいた場所である可能性が高い。
この花をみつけたら、人が住んでいた証拠なのであります。人為的な痕跡。互い違いの6枚花びら、どこかで見たことがあると思ったらアヤメの仲間ですね。
葉の平行脈に特徴づけられる単子葉類の花は、萼と花弁の差があまりありません。アヤメ科、ユリ科、ヒガンバナ科などがあります。(https://ww1.fukuoka-edu.ac.jp/~fukuhara/keitai/ayame.html ←引用元)
外花被片 萼(ガク)に相当。
内花被片 花弁に相当。外花被片のほうが花弁様になっていて、内花被片がかえって目立たないものもあります。
花被片 内花被片と外花被片が同じような形、色をしているときに、花びらとあえて言わずに、ガクと花弁の合わさったもの的なニュアンスで使われるそうです。
<”花びら”の狭義の使い分け>
花弁=内花被片
花被片=内花被片(花弁)+外花被片(ガク)、または外花被片だけのキンポウゲ科など。
花びらに見えるけどガクじゃん!っていう細かい話でした。
コメント
シャガは今頃の花ですね。和風の綺麗な花ですね。鳥見に出かけると山裾や渓流沿いに咲いています。意外と生命力が強いのかな?大きな群生地も見ます。
コメントありがとうございます。
たくさんの物を見てらっしゃいますね。
日陰にいるらしく、杉林の木漏れ日が当たるか当たらないかの所に群生していました。
人目につかずに咲き、たまに通りかかる人を喜ばせ、目立たぬように消える、私もそうありたいです。