日記

スナップ写真 日記 旅行記

気を消す

ネコは糞便に砂をかける。それは自らの気配を知らせないためにニオイを消すのである。人間は歳をとると垂れ流す。それはネコに習って言うなら、人生を終え、さらに生き伸びることへの欲求を失い、警戒を失ったから。気を消すということができなくなったら、周...
スナップ写真 日記 旅行記

時空のゆがみ

うんこを我慢してギリギリのとき、マンションのエレベーターはいつもよりゆっくり上がる。私の周りだけ時空が歪んでいることを察知する。時間は相対的なもので個人の問題、こちら側の意識が時間の進み具合を変化させる。 ふと考えた、エレベーターには何らか...
ことばの雑学(語源 語学 読書)

稲穂のかんざし

最近、仕事の一部を電話でしており、直接にお出でになったお客さんには日頃聞けない話をうかがったり、少し時間をかけて雑談をしたりしています。皆さん、話す機会が無いようで、呼び水を向けると話が止まりません。 「芸妓がするようなもんを成人式にしてく...
窮理(科学 知識 政治 随想)

さわりたいのにさわれない

北海道出張時、北海道の空気を生まれて初めて吸った。とんぼ返りの短時間だったが、北海道への憧れのようなものが沸き始めた。知人は夏休みごとに北海道へでかけ鉄道旅行を楽しみにしていた。いつか行きたいと思っていた北海道、この出張をきっかけとし私の北...
窮理(科学 知識 政治 随想)

本当は教えたくない、について

「本当は教えたくない、ナニナニ」 と銘打つ記事にしばしば出くわす。いちいち勿体をつけた表現だ。大した内容でもない事に、ものものしい感じを与える。教える側と教わる側、次のような彼我の構図が想定される。即ち何らかの知識を得て”法外な利”を手にし...
スナップ写真 日記 旅行記

古代の宇宙観

古代に頭の鉢の中に描いた宇宙のほうがずっと創造的に思える。荒唐無稽とは思わない。稽とは考えることで無稽とは「根拠がない・考えていない」の意だが、考えたかどうかという点では前例を無視してよく自分の頭で考えたからこそこんなヘンなものができたのだ...