美幌峠から南下、和琴半島には無料の露天風呂がある。屈斜路湖の南のほとり、到着、誰もいない。さっと入ってさっと上がってしまおう。脱ぎ脱ぎ・・・。ふと気づいた、この急ぎようは、野グソをする感覚に少し似ている。したことあるのか、一度あります。。
冷たそうな色ですが、しっかり熱い。指でさわるだけで熱い。
熱い。なかなか入れない。泉源より下流が少しぬるそうだ、、いや、それでも熱い。あったかいマリモみたいな濃い緑の藻がぶくぶく浮かんでる。藻たちよ、熱くないのか。
裸になったものの、もう熱くて入るのを諦めようか、服を着ようかと逡巡していたその時、どこからともなく50-60ぐらいの女性二人連れが露天風呂目当てにおしゃべりしながらやってきた。囲いなどない。混浴である。意を決して熱い風呂にドボン。うううう。。。あづい。が、きもちいい。アオサ海苔のすまし汁に浸かって居る具材になったような気分。私が入ったせいで、湯の中の藻がひとしきり揺らいだ。
おばちゃんたちがぺちゃくちゃ言いながらもっと近づいてきた。あらまあ、囲いがないわねええ。足湯だけにする?などと。
なんかこっち見たり、湯を触ってあついわねえ、といったり。「そっち熱いから、こっちはいったら?」とおばちゃんにアドバイス。でぬるいほうを空け、私は熱い湯のほうへ・・・藻の緑が私の豊満ボディーを良い具合にぼかしてくれた。あづい。いや慣れてきてさっきほど熱くはない。
おばちゃんが脱いで入ってくると思いきや足湯だけの様子、わしだけ裸かよ。チラチラ目線も合うし、コッチミンナ。
俺がいるから入らないのだろうな。気まずいし、のぼせるし、なかなか出られない。おばちゃんたちがあっち向いてる隙に、忍び足で湯気のように音を立てずに湯から上がる。
着替えて去り際「お先に!私もう行きますからどーんと脱いじゃっていいですよ!」ってからかって言ったら、二人でゲラゲラあんなこと言ってるみたいに。
コメント
いや~ 楽しい混浴でしたね~
北海道・・・今一度行きたいな~
ちょっと期待したのですが、世の中思ったとおりには行かないものだと思いました。これから紅葉の季節で、ところどころ赤や黄色に色づいていいましたよ。人も穏やかでまた行くつもりです。