賢者の石は硫化水銀

「賢者の石」はドラクエとゲームボーイの魔界塔士サガで知っていたが、硫化水銀の石だとは。。いきなりゲームの話で恐縮です。キモオタ野郎とおよび。

常呂遺跡で縄文時代は赤色が好んで使われたと学んだ。縄文時代の赤色顔料には、Fe2O3のベンガラとHgSの水銀朱とがある。死体や墓の石室が赤く塗られる。土器も赤くデザイン。赤は当時の文化を彩る。

HgS硫化水銀からなる鉱物を辰砂(しんしゃ cinnabar)という。別名に賢者の石、赤色硫化水銀、丹砂、朱砂などがある。日本では古来「丹(に)」と呼ばれた。水銀の重要な鉱石鉱物。

なぜここで赤色顔料と言うか。染料と顔料の違いを。顔料はpigment、溶媒に溶けない染料dyeは水に溶けるもので、有機性のものや化学合成されたものなど。日本画、油絵は顔料。マジックインクや食紅(クチナシ、パエリアのサフランとか)は染料。顔料はそれ自体ではくっつかないので接着剤(その一つが漆)に混ぜて対象に着ける。

https://i2.wp.com/yopioid.com/wp-content/uploads/2020/05/cinnabar_on_dolomite.jpg?fit=800%2C569&ssl=1
 ”賢者の石” 辰砂 JJ Harrison (https://www.jjharrison.com.au/) wikipedia

賢者の石(硫化水銀鉱石)は鉛などの卑金属を金に変える際の触媒となると考えられた。錬金術で”金を作るため”に使われる石だった。実際には合成出来ないが、金混和物と加熱しアマルガム(金と水銀の)を形成し、鍍金できることから錬金はできたと誤解されたのかな。

賢者の石についてもうちょっとくわしく。中世の錬金術師は水銀と硫黄の2要素の比率により卑金属や貴金属が生じる説を信じていた。賢者の石で実際は金が出来るわけではないが、金は水銀に溶ける性質があり、水銀だけ揮発する性質があるから、銅に金メッキができる。そんな性質から特別な石と思われたのだろう。賢者の石(HgS硫化水銀)は上の図のように赤色を呈する。

錬金の媒介物のもじりでドラゴンクエストシリーズではHPを回復するアイテム、魔界塔士SaGaでは他のアイテムを回復するアイテム、ハリー・ポッターではどんな金属も黄金に変え、飲めば不老不死になる「命の水」を作り出すアイテムとして登場した。

コメント

  1. 洋子 より:

    ぱっと見、ご飯に梅干しのお写真かと・・・
    鉱石でしたか!

  2. よっちゃん より:

    多分ナメると梅干しの味がシュワアアァァァァ。。。いえ、猛毒にございますよ!お気をつけあそばせ!

タイトルとURLをコピーしました