鵜の目鷹の目・・・鵜の追い込み漁

宮島対岸の地御前の浜から、かきいかだと宮島がみえます。

鵜の群れが周回しています。まとまった集団のまま、浜に着水し、岸に近づきます。

地御前の砂浜に向かって飛んできた鵜は、浅瀬に小魚を追い込んでいました。一心不乱となって魚を探している。お尻は浮かべたまま、頭を突っ込んでます。まるで初売りセールに殺到する福袋目当てのお客さんのようにごった返しています。密でいい感じ、うらやましい。集団で追い込み漁、とても知的なのだ。アオサギやカモがおこぼれに与ろうとさり気なく鵜に混じっていたのが面白かったです。餌がなくなると飛び立ち、再び狙いをさだめて、着水していました。

血眼になって熱心にエサを探す様子から、他人のアラ探しをすることを鵜の目鷹の目と呼ぶ表現がありますが、鷹の目は単独行動、ジロリと静かに狙うハンター。一方、鵜の目はこのとおり、バーゲンハンターのような必死さ、ワシャワシャと潜って血眼になって探すこの様子を指すものと確信しました。ワチャワチャしてて音もシャバシャバして面白かったです。動物園もそうですが、御飯どきは観ものです。

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