宮崎旅行の続きです。
青島神社境内には、おみくじは当然のこと、スマートボール風のゲームセンターみたいなのがあったり、陶器のお皿を投げるゲームがあったり、少し南の鵜戸神社でも運玉という玉入れゲームがあったり。宮崎の神社はゲームセンター感が強くて楽しいです。いわゆるテキヤではなくお宮直営です。
なんで神社にはゲームっぽいのが多いのか?人がゲームが好きだから・・・いや、そもそもなぜ人はゲームに惹きつけられるのか?それは占いだからです。
ゲームの根幹に元を辿れば吉凶占いがあるからではないだろうか。古代の祭祀に倣ってかわらけを投げて占うそのもじりがゲームでは?下駄を飛ばして裏表に占いの意味づけをして人生の行く末を見るのが好きな人にはやはり古代人の血が濃く流れているのだっ。
青島神社の本宮の古代の祭祀、吉凶を占うために平瓮(ひらか)という陶器のお皿をアナポコに投げ入れてうまく入ったらOKという、ゲームみたいなのがありました。広島の厳島、宮島の弥山の中腹にも、類似の祭祀があり、山の上からカワラケ(土器)を投げる断崖絶壁があります。竹生島にも同様な祭祀があるようです。
そもそも神社は吉凶を占う場所。お宮のお祭り行くと射的とか輪投げとか風船釣りとか射幸心煽るの境内にあるでしょ、あれね、ぜーんぶ古代祭祀のまねごとなんじゃ無いだろうか。古代の一般庶民が神社に来て「おれも巫女さんみたいな吉凶占いやりたい」これは商売になるゾ、テキヤが庶民用に射的や輪投げをはじめたというのどうかな?
射幸心というとギャンブル言葉ですが、賭け事も最初は占いだったのかもしれない。ナムハチマンと弓を射って流鏑馬神事をやるのも腕試しというより、そもそもが占い。お相撲も神事と言うから、占いが先だったろう。勝負の神様ハチマンさん頼む!と。
運玉入れしてる気分ってゲーム感覚で射的してる気分と似てたんよね。でも、そもそもは占い。
この枠に投げ入れます。鵜戸神社。うんたまいれ、運玉。
タマゴボーロ大サイズ。右利きですが左投げで思いがけず4投中2個が枠に入り最後の一個をお土産にもって帰りました。運を使い果たすのが怖かったので、運が落ちた時に取っておこう。パチンコ玉持ち帰るみたいだが。
油津で毎年地獄のキャンプを行う我が広島東洋カープは毎年ここ鵜戸神社で必勝祈願をしているようです。一週間前に来れば会えたのか、ちなみに2023/02/14にお参りしました。精密機械と呼ばれたピッチャー北別府も運玉入れしたのかな。
油津の天福球場にも参拝しました。練習きつくて選手がテンプク(転覆)することでつとに有名な天福球場です。
先ほどの平瓮(ひらか≒かわらけ@青島神社奥宮)。コレを投げて割れ具合とか着地点とかをみますが、宮島のかわらけ投げの場合は飛び具合もみて、運のよしあしを見ます。古代人も「ノーカン!今のノーカン!もう一回やらせて!」と頼み込んだりしてたのかな。
宮島さんの神主が、御神籤ひいて申すには♪というカープの応援歌があります。ほいじゃったら広島カープも神事よの!じゃーいうても神主は御神籤ひかんじゃろうちゅて。
いつもお読みいただきありがとうございます。
コメント