タンクレストイレの水流不足を解消するブースターは電気を使わない

タンクレストイレはコンパクトだが難点は水流が弱いこと。理由は水道の水圧に依存しているため。マンションなどで水圧が低いと判明した場合に後付部品があり、ネットで同品をみると、カカクコムを利用すれば34000円の定価が14000円の最安値で買える店の存在がわかり調達した。https://kakaku.com/search_results/CWA-237/ 

その部品CWA-237が来てみて驚いた。電気式のポンプではなく、電気をつかわないブースターなのだ。非常に重く水圧に耐える圧力チャンバーが入っていることはわかるがどういう仕組なのか?DIYで設置後、水圧が期待以上に向上し満足している。

低流動圧対応ブースターとトイレ本体に用意されたブースター接続用の穴とを一本の水道用チューブでつなぐだけの機構で洗浄力が不思議と大幅にアップした。”電気を使わない”仕組みを調べてみた。「水のエネルギーを蓄圧し、洗浄する際に放出することで低流動圧時の洗浄力を高めるINAXオリジナル技術」とリクシル社自身のHPにある。タンク式が水の位置エネルギーを使うのに対し、このチェンバーにはバネが入っていて弾性エネルギーに変換して蓄圧する仕組みだ。

調べてみるとTDKのサイトにリクシルの低流動圧ブースターの解説があった。https://www.tdk.com/ja/tech-mag/knowledge/162 (TDKがテクノロジーを学べるサイト、テクマグを運営している。おもしろい。https://www.tdk.com/ja/tech-mag/ ) 

1978年に福岡で起こった長期に渡る水不足がきっかけで、一回に13L流すタンク式トイレから節水型トイレが一歩目を踏み出し、現在は5L以下で流せるまでになっている。その経過で生まれたのがINAXの低流動圧ブースター。

TDKがテクノロジーを学べるサイト、テクマグより引用

ゼット口によって陰圧を発生し汚物を吸い込む方式、渦流を生成する方式などによって節水が可能となった。

TDKがテクノロジーを学べるサイト、テクマグより引用

低流動圧対応ブースターの中には単にバネだけが入っていて、通常の水道圧でバネを押し縮め、排水時にリリース。ブースターには電子制御がない(本体からの配線はない)ので、本体でブースターへの水流をバルブで制御している。

便器洗浄後に一定時間ブースターへ水流が流れ、次のための貯水、蓄圧をしているのがわかる。バネが縮む音は聞こえない。タンクありトイレのタンクは水の位置エネルギーを利用し、INAXリクシルの低流動圧対応ブースターは、バネの弾性エネルギーを利用している。というわけで電池はいらない非常にスマートな仕組みと思った。

以下蛇足。トイレを改修しているときにこまるのは”便意”である。水抜きをしてストレーナーを外したあとにお腹がゴロゴロして、配管類を元に戻し、事なきを得た。私はお腹が緩い。のんびり説明書を見ながらストレスなくやろうと思っていたが、トイレはそういうわけには行かない。サンバのカーニバルがいつ始まるかわかったもんじゃない。施工説明書を熟読し頭に叩き込んで道具を順番に並べて一気呵成に配管した。

お寄りくださりありがとうございます。どうぞ良い週末をお過ごしください。

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